『法華文句記』所引の「十不二門」について 松森 秀幸
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ibk/57/1/57_KJ00005130332/_pdf/-char/ja
「具如事理不二門明」は『文句』が方便品の題目を事・理の視点から解釈する際の『文句記』の注釈にみられる。 『文句』では、 理・事を相対する概念として、 理は真如、 本浄(不変易)であり、 事は心意識、 浄・不浄の業(改動不定)であると規定し、 同時に理・事は互いに不可分な相即関係であると指摘している。(T34.37c11-15)
T1718.34.0037c11: 爲十章次第 云云。三解釋者。理是眞如。眞如
T1718.34.0037c12: 本淨。有佛無佛常不變易故。名理爲實事
T1718.34.0037c13: 是心意識等起淨不淨業改動不定故。名
T1718.34.0037c14: 事爲權。若非理無以立事。非事不能顯
T1718_.34.0037c15: 理。事有顯理之功。是故殷勤稱歎方便。理
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