法介
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2025/01/08 (水) 21:10:14
3. 倶舎論と唯識論の比較: 主体と客体 vs 主観と客観
項目 | 倶舎論 | 唯識論 |
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主な関心 | 主体(心)と客体(外界)の存在関係 | 主観(識)と客観(対象)の認識関係 |
主体/主観の扱い | 主体(心)を法(ダルマ)の一つとして存在論的に説明 | 主観(識)を現象の本質として捉え、認識論に基づいて説明 |
客体/客観の扱い | 客体(外界)は因縁に基づいて実在 | 客観(外界)は心の投影であり、独立した存在を否定 |
哲学的アプローチ | 存在論(法の分類と因果関係の分析) | 認識論(心と現象の関係の分析) |
関係の説明方法 | 主体と客体は因縁によって相互に影響し合う独立した存在 | 主観と客観は一体であり、心の働きとして成立 |
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