法介
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2025/01/08 (水) 20:35:35
3. 倶舎論と唯識の比較
項目 | 倶舎論 | 唯識 |
---|---|---|
主な関心 | 存在論(法の分類と分析、三世実有説など) | 認識論(すべての現象は識の働きとしてのみ成立する) |
外界の扱い | 外界(物質的存在)を実在として認める | 外界を否定し、心の投影としてのみ認める |
心の役割 | 心(識)も法の一つとして存在論の中で扱われる | 心(識)が現象の本質であり、中心的役割を果たす |
無為法の扱い | 無為法を独立した存在として認める(虚空・択滅など) | 無為法を心(識)の最終的な悟りや真理の表現とみなす |
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