仏道の『阿頼耶識システム』

『成唯識論』第三講 / 36

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法介 2024/11/11 (月) 07:22:43

初期唯識では、この客体と客観が似ている為、どちらも同じくくりで扱われておりました。

「相分」というくくりです。

似ているのですが、ここはちゃんと別ものとして扱わないとおかしなことになりますよって主張し出したのが、護法等による後期唯識思想です。

<初期唯識>
 相分=客観・客体(所取)--- ①
 見分=主観・主体(能取)--- ②

<後期唯識>
 客体(所取①)=モノのあり方
 主体(能取②)=認識のあり様「客観(相分③)と主観(見分④)」

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