仏道の『阿頼耶識システム』

『成唯識論』第一講 / 6

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法介 2024/10/11 (金) 19:17:34 修正

玄奘は、『唯識三十頌』第一頌の

「彼依識所変 此能変唯三」を

「彼れは識が所変に依る。此れが能変は唯三つのみなり。」

と訳しておりまして、所変が「変化せしめられたもの」、即ち ① の客体

能変は「変化せしめるもの」、即ち ② の主体となります。

「所変」=時間経緯で起こる此縁性縁起 ---(客体)

  ↑自然界の出来事(縁起)

「能変」=凡夫の認識(主観客観) ---(主体)

その主体である凡夫の認識に、初能変第二能変第三能変の三つの能変があります。

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