みんポケ！

目を覚ませあんみつっ…！
河野も清田も、お前の頭の中にしか存在しない…！

そして、楽しいおしゃべりをしながら帰りのバスの中。
そこに、中島からLineが届きました、あいつのこと忘れてた。

『一つ話があるんだが、絶対に他の奴には言うなよ？』
『おう、なんだ』
『俺はさっき、お前たちのことを軽蔑した』

急展開です。面倒なことになってきました。

彼の話を要約すると、
「なぜ山崎が倒れたのに、みんなけろりとしていられるのか理解できない。軽蔑に値する」
とのことでした。
面倒ですが、薄情者呼ばわりされて黙っていられるあんみつではありません。
「明日の朝、詳しく話そう」
と返信して、楽しいおしゃべり再開です。明日のことは明日考えれば良いのです。

あるはずのない医務室にいる中島からのライン……いやむしろ、存在しないのはあんみつたちの方だったのか

そして、帰り道。家が近い清田とは、必然的に二人になります。
今日のことについて話していましたが、あんみつは、女子と長時間話すのに慣れていません。すぐに話題は尽きてしまいます。
そこで、あんみつは、先ほどの中島からのLineについて話しました。口止めされていましたが、これ以外の話題が見つからなかったのです。ごめんなさい。

「あのさ、これ俺から聞いたって言うなよ？さっき…」

よく考えたら、この喋り方は清田からの信用を失う恐れがありますね。口は禍の元とよく言います。

おしゃべりなあんみつは、Lineでの会話を、すべて話してしましました。いや、どうしてもこの葛藤を、誰かと共有したかったというべきか。とにかく口が滑りました。

すると、清田は、最初は「中島責任感強すぎでしょｗ」などと笑っていましたが、だんだんと「あの人のことよくわかんない」と、イラつく素振りを見せ、終いには「私中島嫌い」と吐き捨ててしまいます。対応に困ったあんみつは「やめて、中島泣いちゃう」などと言って苦笑していました。

後で、恋のライバルである中島の評判を、うっかり落としてしまったことに気づき、謀をしたような罪悪感を感じてしまいます。

自分の知らないところで評価の下がる中島は泣いて良い

さあ、明日、中島と話を付けて、これ以上くだらないことで頭の容量を使うのはやめにしよう

中島かわいそうすぎるだろ。あと山崎

お前らもう斥候となって一人走った山崎のこと忘れてるだろ

あれか、信頼だとか友情なんてのは宛らピンが一本倒れるだけで纏めて崩れ落ちるbowlingのようで、身勝手な一球のボールに転がされるような人間関係なんてまさしくboringだ、ってオチか

あ、まずい

清田からメール来ていた、「言いたいこと全部言ってやった！すっきりした！」だって

これ俺が漏らしたことバレたか🤔

友を裏切って自ら女に鼻の下を伸ばすなど言語道断だな
命をもって償うがよい

青春だ😌

人間関係こわ
やっぱ集団っていいことないわ

学校で30分くらい話し合った
中島は自分の間違いにようやく気づいて、言葉を撤回したよ😄

山崎は、体調不良でお休みです
まあ明日には復活してるでしょう

あんみつは無意識のうちに中島の事を悪いように清田に伝えていたんじゃないのか🤔
ライバルを蹴落とすために🤔

かくして、亀裂は最小限に留まりました
まあ大丈夫でしょう

親友と恋のライバルになったことないけど

すまんやっぱり蹴落とせないから真っ向勝負するわ

秘密をバラす人間って最低だと思うけど酒が入った俺ほど口の軽い男はいないと思ってる