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【どうすりゃいいんだ】部活の後輩が凄すぎる件について / 12

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オサボリマン 2017/04/28 (金) 20:02:28

どうすりゃいいんだって聞くと内川コピペ思い出す

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    アズマオウ@犬 2017/04/28 (金) 22:07:40 修正 >> 12

    本拠地、横浜スタジアムで迎えた中日戦
    先発三浦が大量失点、打線も勢いを見せず惨敗だった
    スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は100敗だな」の声
    無言で帰り始める選手達の中、昨年の首位打者内川は独りベンチで泣いていた
    WBCで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
    それを今の横浜で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
    「どうすりゃいいんだ・・・」内川は悔し涙を流し続けた
    どれくらい経ったろうか、内川ははっと目覚めた
    どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
    「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」内川は苦笑しながら呟いた
    立ち上がって伸びをした時、内川はふと気付いた

    「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
    ベンチから飛び出した内川が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった
    千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにベイスターズの応援歌が響いていた
    どういうことか分からずに呆然とする内川の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
    「セイイチ、守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返った内川は目を疑った
    「す・・・鈴木さん?」  「なんだアゴ、居眠りでもしてたのか?」
    「こ・・・駒田コーチ?」  「なんだ内川、かってに駒田さんを引退させやがって」
    「石井さん・・・」  内川は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
    1番:石井琢 2番:波留 3番:鈴木尚 4番:ローズ 5番:駒田 6番:内川 7番:進藤 8番:谷繁 9番:斎藤隆
    暫時、唖然としていた内川だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
    「勝てる・・・勝てるんだ!」
    中根からグラブを受け取り、グラウンドへ全力疾走する内川、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

    翌日、ベンチで冷たくなっている内川が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った