彼の管理者は三十の民を集め言う。
「これより、殺し合いを始めます」
得たのは特殊能力と凶器。
勝者は一つだけ願いを叶えられる。
数々の殺し合いの中、最後に生き残り、願いを叶えるのは誰か。
そしてこの戦いの理由とは?
誰も理解出来ないまま大戦は始まる───
<<注意書き>>
*実在するコテハン達がバタバタ死んでいきます。一部には「殺」「死」などのショッキングな言葉も含んでおります。嫌な場合は言ってくれれば修正はします。
*各スレで出すと言われたコテハンももしかしたら出さない可能性があります。申し訳ありません。
*グロ注意
*ホモ注意
第一章:失った現実
「これより、殺し合いを始めます」
ある冬の日。電子掲示板「ポケモンBBS」の管理人であるけろは、急にそんな事を言い出した。
「いやちょっと待て」
「よくわかんないけど記念パピコ」
「何言ってんだこいつ」
「意味不明」
「ぽかんむ」
「はいはい静粛に。ではルールを説明します」
ルール(設定)
・コテハン30人が最後の一人になるまで戦う。
・最後まで残ったものは自分の願いを一つだけ叶えられる。
・コテハンたちは一つ、強かれ弱かれ特殊能力と武器を持つ。
・スタート時に、地図のどこかに飛ばされる。
・降参は認めない。
↓地図↓
「さぁ、勝負開始!!!」
「いやちょっと待て」
「こマ?」
「やはり管理人は超常生命体だったか...!」
「日本語でおk」
「以下ラーメンスレ」
いつもに増して元気な管理人の言葉と、混乱する民達の音に隠れ、戦のゴングは微かに音を放った。
「殺し合うとは物騒な……俺の人生はこんなもんで終了しちまうのか?」
俺、にわかポリエステルは混乱していた。なぜか着てる中華風の武道着、俺が得た『ポリゴン殺法』と言う能力、気がついたら目の前に映った広い平原。超混乱している。もう意味がわかんない。訳も分からず自分を攻撃した。
「ま、まあまだ始まったばかりだし、?気長にいこ……」
などと思ったその時。
「!? あ────」
ジュッと、生々しい音。腹部を見てみればそこから血が出ていた。
「が────は──────」
「スタート直後は安全だとでも思ったのか?おめでたい奴だな。」
何処からともなく声が聞こえる。
痛い。痛い。痛い。
隠れてねえで顔出せよ。せめて顔ぐらい見せてくれ。あと助けて。
「ぐ……ああああああああああ────」
「喋るな。喧しい。」
ダン、ダン、ダン。
弾が放たれる。無論避けられる訳もなく、俺の身体は死へと向かって行く。
痛い。痛い。痛い。
助けて誰か死にたくない
死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない
そう言いたいのに、叫びたいのに、声も出ない。
────そして、俺の人生はこんなもんで終了してしまった。
「死んだか」
29/30
以下ラーメンスレで草
第二章:体に刻め、心に刻め
支援です 俺のコテ使ってもOKです。 好きなようにして下さい。
もう既に出るコテハン決まってたはずだからほぼ100%無理じゃね?
「俺がついたのは……地図によるとヒヨクシティの……海側のようだな。」
地図によるとっていうか、完全にカロス地方である。
俺──ターシレオは覚悟を決めた。この戦いに勝ち残り、全世界の幼女を救う、と。そこに失敗は無い。これは紳士として当然の責務。それが出来ないわけがあるまい。ゆえに俺は落ち着いている。
「しかしまぁ、幼女の一人いないとは何事だ?」
つーか人がいない。
何故だろう。つーかここはどこなんだろう。地球にこんな場所は無い......ハズ。だとしたら何だろう。電脳世界?異世界?アニメやラノベではその類の話をよく見るが、まさか現実でそんな事が起こるとは思えない。
そんなことを考えてるうちに、目の前に人が立っていた。
「あ、いたいた。お前は誰だ?」
なんて、呑気に名前を聞いてきた、サバゲーに用いるような服装をした男。恐らく「殺し合う相手」という奴だろう。
「なんだお前?人に名前を尋ねる時は自分から名乗るのが礼儀だろう?」
と。挑発代わりにそんな偉そうな事を言ってみる。
「そうか。俺の名はマジレスマンだ」
「俺はマジレスマンだ」
なんて、ちょっと煽ってみただけなのに、相手は律儀に名前を言ってくれた。
「俺はターシレオだ」
言われたからには仕方が無いので俺も名前を言う。
「ああ、あのロリコンか。雑魚だな。では勝負だ!死ねぇ!」
「いきなり!?」
ナイフが振り落とされる。
急展開に驚きながらも、俺はその攻撃を躱す。
「なっ…!?」
其の俺の身のこなしにマジレスマンは驚く。
弱い。姿を見るに奴の本命は明らかに銃だろう。だが本人は何をカッコつけているのか短いナイフを振り回している。その癖身体能力はゴミレベルときた。
マジレスマンはまた剣を振るう。
また俺はその攻撃を躱す。
また振るう。
また躱す。
「効かねーな。お前の攻撃はワンパターン過ぎる」
「ちっ…!」
悔しそうに舌を打つマジレスマン。
何しろ俺は装備無し、身軽だ。技量の無い人間が扱う剣など運動神経が低くても余裕で躱せる。
「というかお前……何故武器を持っていない……!?」
いきなりそんなことを言ってきた。今更すぎる。
だが聞かれたならば答えねばなるまい。
「何故武器を持っていないか?そんなの決まってるじゃないか。よく考えてみろ。武器なんて持ってたら、幼女達が怖がっちゃうだろ?」
9月あたりにスレ立てて立候補した奴らの中25人をとりあえず選んで、後に特徴がモヤっとしてる奴等や無名コテを取り消して過去の有名勢を多少入れた後一回SS作成、此処に移転してストーリーを大幅に変えた後あの時の僕は何を思ったのかキャラを50人にして後々「よく考えたら50人全員出すとなると絶対途中でグダるよな」とキャラを30まで減らして其の中に入れる約束の30人以上を取捨選択した結果だぞ
当然新キャラを入れるスキなどあるはずも無い