みんポケ!

【コテハンSS】人を超越した能力を持つ、すべての少年少女達へ

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ティッシュ食べたいので初SSです

ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 0e54ab4f02
作成: 2016/11/12 (土) 18:26:18
最終更新: 2016/11/12 (土) 20:35:36
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ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/13 (日) 13:17:19 修正 148d2@9af80

みょんちゃんが檻の中に入る。
幻獣は気が立っている様子だ。

みょんちゃんは、幻獣に向かって優しく微笑む。

みょんちゃん「死んでくれ。」

その一言で、幻獣は肉塊になった。

……

……ん?
いやいやいやいやいや。おかしいって。おかしいですってそれ。
なんで微笑んで死んでくれって言ったら幻獣が肉塊になってんの?

アロフレ「一言で能力の説明をしろォ!!」

みょんちゃん「命令通りに物を動かす能力の、C級です」

アロフレ「次だ次!!」

みょんちゃんは、檻の格子を開ける。

ロロナ「ね、ねえ君……生き物とか殺して、怖くないの?」

平然とした顔で、思いがけぬ答えが返ってくる。

みょんちゃん「全然。」

ああ、だめだこれ。

32
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/13 (日) 13:36:59 148d2@9af80

アロフレ「鬱モナー!! 来い!!」

鬱モナー「はぁい」

なんとも言えない声の、間抜け面をした子が檻に入って行く。
それも、ゆっくり、ゆっくりと。

鬱モナー「……ッ!!」

一瞬、苦しそうな表情を見せた後、手から火柱を生み出し、それを……

鬱モナー「ふんッ!!」

ぶん投げた。

33
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/13 (日) 17:04:37 148d2@9af80

ロロナ「ふぉん!?」

火柱を投げたことに驚いたんじゃない。
その『速さ』に驚いたんだ。

だって、あれだよ? 幻獣が反応できないくらいの速度だったんだ。
だってほら、もう幻獣は燃えて死んでいるじゃないか。

後ろから声が聞こえてくる。

???「あいつ、レギュラー入り確定してるらしいぜ……」

???「まぁ……2個も超能力持ってたらそうなるよね……」

アロフレ「能力を簡潔に説明しろ!」

鬱モナー「パイロキネシスと、身体凝固です。どちらもC級です」

34
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/13 (日) 18:32:22 a2a3b@9af80

アロフレ「ほう……」

アロフレ「よし! 次だ!!」

萩原「はーい! 萩原でーす! 本名はツキノヨルオロチノチニクルフハギワラでーす!!」

……女の子だ。名前、長いなぁ……
萩原が走って檻の中に入る。幻獣は腹が減っているようで、涎を垂らしながら萩原を睨みつけている。ド迫力で怖すぎんよ。

萩原「……PKフリーズッ!!」

……ん?

え? なんで幻獣が氷漬けになってるの?
何があったの?

アロフレ「能力はなんだ!!」

萩原「私の能力は、主にサイコキネシス……PSIを基準とした能力のC級です!」

アロフレ「元気があってよろしい!!」

35
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/13 (日) 18:49:46 a2a3b@9af80

飽きた

36
アロフレ@ハンマー+ロケットモジュール=@ロケット団の最強対人奥義『鬼殺し火炎ハンマー』 2016/11/13 (日) 21:48:28 >> 35

マジすか(;・ω・)

38
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/13 (日) 21:51:43 8ca8c@9af80 >> 36

一時的に飽きただけ
明日更新するよ

41
アロフレ@ハンマー+ロケットモジュール=@ロケット団の最強対人奥義『鬼殺し火炎ハンマー』 2016/11/13 (日) 22:00:48 >> 36

びっくりした

37
天々座リゼ?@残念!6-6-7だ! 2016/11/13 (日) 21:51:20 >> 35

それはよかったなんだと

39
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/13 (日) 21:52:27 8ca8c@9af80 >> 37

やめたほうがいい?正直キャラブレブレで失礼な気がしてくる

40
アロフレ@ハンマー+ロケットモジュール=@ロケット団の最強対人奥義『鬼殺し火炎ハンマー』 2016/11/13 (日) 21:55:40 >> 37

俺はブレッブレでも内容が面白いのなら構わんけどな

42
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/14 (月) 17:05:30 ef174@9af80

アロフレ「さぁ!! 次だ次!!」

めがP「うっす」

のそのそと檻に向かって歩いていく……
めがP? だったかな。

めがP「よろしくお願いしまーす」

謎の圧力に圧倒され、幻獣は軽く退く。

いや、幻獣でさえも退いてしまうと言った方が正しいのかな?

めがPは、ショルダーバッグの中から……
ポテチの、袋を出した。

……んん? なんかおかしいぞ。
いろいろ。

43
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/14 (月) 17:11:16 ef174@9af80

そして、めがPはポテチの袋を開け……

中のポテチを、幻獣に投げつけた。
そして、幻獣に当たったポテチは……

爆発した

ドォォン!! と、耳が裂けてしまうような轟音が響く。
みみいたい

44
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/14 (月) 17:14:25 ef174@9af80

背伸びをして中を覗くと、幻獣は真っ黒焦げ。
笑っちゃうよ。なんでポテチが爆発するんだよ。

アロフレ「お前の能力は?」

めがP「ポテトチップスを、爆発させる能力っす」

……ええ……

45
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/15 (火) 18:03:25 da711@9af80

アロフレ「よーし!! あと一人で終わりだな? 終わった奴らはロビーにいろ!!」

萩原「あーい」

めがP「うっす」

鬱モナー「……」

みょんちゃん「ほんじゃ。」

……
こうして、部屋の中にいるのはアロフレと僕だけになった。

アロフレ「……試験、開始!!!」

*  *  *

46
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/15 (火) 18:27:52 修正 da711@9af80

こいつで最後か……

さっきまで見てきた子供たちの能力も、なかなかの物だ。
世にも珍しい複数の能力保持者から、世界レベルのパイロキネシスト、テレキネシスト、一般を凌駕する爆発能力の保持者まで揃っている。

飛び入り参加のこいつは、どんな能力を見せてくれるのだろう。

ロロナ「……意識を……指先に……反動を最小限に……」

……かなり緊張しているな。手助けしてやりたい気分だ。
色付き文字

ロロナは、檻の扉を開ける。

色付き文字
幻獣は腹が減っている。そんなところに人が入ってきたならば、とる方法は一つ。

喰らいつく。ただ、それだけだろう。

47
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/15 (火) 18:43:01 da711@9af80

幻獣「ぐううぅぅぅぅ……」

涎を垂らしながら、ロロナを睨みつける幻獣。

先に動いたのは、幻獣の方だった。
左脚の光沢が目立つ、鋭利な爪をロロナに振り下ろす。

誰にでも避けられる速度の攻撃だ。
何故かロロナは避けようともせず、バットを取り出す。

そして、そのバットを……

幻獣に、振り下ろす。
俺でも、目が追い付かない速度でだ。

攻撃は眉間にヒットし、幻獣は動かなくなる。

アロフレ「お前の能力は?」

ロロナ「……わかんないけど、きっと、神経を一点に集中させる能力とかそんなんじゃないですか?」

アロフレ「は? 自分の能力わかんないの?」

ロロナ「はい。」

アロフレ「……おう。試験は終了だ。ロビーに戻っていろ。」

こうして、15歳以下特別試験は幕を閉じた。

48
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/15 (火) 18:53:14 da711@9af80

*  *  *

ロロナ「んんー!! やっと外に出れたー!!」

外はもう薄暗くなっていた。
なのに、人の活気は盛り上がっていっている。
人が、とにかく人が多いのだ。
昼間はぼくの街の商店街くらいの人しかいなかったのに。

大誤算「あれー? もう来てたの?」

大人ばかりの人混みの中から、背の小さい男の子が出てきた。
大誤算だ。

ロロナ「予定より早く終わってね。」

大誤算「どう? 手応えあった?」

ロロナ「……あるわけないよ。能力の名前がわかんないから、適当に言って切り抜けたけど……」

大誤算「じゃ、そろそろ帰ろう。」

ロロナ「うん!!」

……あ? 待てよ。
車、使えなくない?

49
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/15 (火) 19:01:15 da711@9af80

ロロナ「あのさ……どうやって帰ればいいの?」

大誤算「あー……言うの忘れてた。今日からロロナ君の家は、オマエラのオフィス街の、路地裏にある家になったよ。」

ロロナ「は?」

大誤算「大丈夫! ロロナ君のお母さんには伝えておいたから!!」

ロロナ「いや、そういう問題じゃあなくてさ……」

大誤算「僕はビジネスホテルに泊まるから! じゃあね!!」

大誤算は、足早にこの場所から去っていった。

50
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/15 (火) 19:01:36 da711@9af80

第二章 完

51
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/15 (火) 19:27:34 da711@9af80

三章 オマエラの生活

……困ったなあ……
路地裏にある家なんてアバウトな説明されても……

もう歩き始めて1時間は経つよ。お腹すいた。

あ? もしかしてこの家か?

僕の眼前には、僕の部屋と、家の廊下を合わせた程の大きさの家があった。
よくこんな狭いスペースに作れたな……

とりあえず、中に入る。

52
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/15 (火) 19:36:14 da711@9af80

中は、机とベッドと箪笥、本棚やテレビ、そして何故かサンドバッグがあった。
ここで生活するのか……

とりあえず、机の上に置いてあるメモのようなものをみると、『本棚に肉体強化系の能力者向けの本と、携帯電話があるよ。サンドバッグは能力を鍛えることに使ってね。それと、風呂とキッチンは外にあるよ。』と書いてあった。

……大誤算だな。

53
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/15 (火) 22:26:55 da711@9af80

まぁいい。今日は寝てしまおう。
ぼくは、暖かそうなベッドへ向かう。

おっと、その前に……

着替えなきゃ。

ほんじゃ、おやすみなさい。

54
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/16 (水) 18:54:06 3f24d@9af80

ー翌日ー

『からん』という音で、目が覚めてしまった。
ふいに、なんでぼくはこんな所にいるんだろう? と、思った。

そうだ。今日から、一人暮らしなんだ。

ベッドから降り、机に向かうと、カップヌードルがおいてあった。
……開封して、何時間も経っていそうなカップヌードルが。

だけど、食べるものは他にないし、キッチンまで行くのは面倒だ。

……
……
……そのまま食べてしまおう。

ばりっ、ごりっ、っと、不愉快な音が周りに響く。
美味しくない。

55
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/16 (水) 18:57:09 3f24d@9af80

しばらく噛み続けて、もうお腹いっぱいになってしまった。
残そう。夜に残りの分を食べよう。

……
着替えなきゃ。
なんだか、行動のなにもかもが遅くなってしまっている気がしてならない。

衣擦れの音が、とても煩い。

56
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/16 (水) 19:08:09 3f24d@9af80

着替え終わり、野球帽を被ってリュックを背負い、これでやっと何かが始まったような気がする。

ぼくは外に出ようと思い、玄関に行く。

……ポストの中をのぞくと、一通の手紙が置いてあった。
なんだろ? まぁ、中身見たさにすぐ開けちゃう。
手紙には、こう書いてあった。

『試験合格者へ
 国軍への加入を許可する
 裏にざわざわ軍基地への地図が載っている。』

手紙の裏には、ざわざわ軍へ基地の地図が書いてあった。
……手書きで、しかも、ポップなイラストまで添えて。

57
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/16 (水) 19:10:41 3f24d@9af80

……ん?
試験、合格者?

え、つまりはぼくが試験に受かったということで間違いはないのかな?

……なんか、嬉しいな。

まあいいや。
早くざわざわ軍の基地に行こう。場所も徒歩で行ける距離だ。

58
ガブ@泡杉【モンスター信者兼下僕】 2016/11/16 (水) 19:19:15 3f24d@9af80

ーざわざわ軍基地ー

よし、着いた。
ここがざわざわ軍基地で間違いはないだろう。

ぼくは、『いかにも』な門を開け、中に入る。

ハイセ「あら? ロロナ君じゃない!」

ロロナ「うわぁ!」

あの、受付のお姉さんがいきなり出てくる。

ハイセ「あなた、遅刻してるわよ!! 早くいかないと!!」

ロロナ「え、遅刻? 遅刻してるんですか!?」

遅刻なんてやばい。
いろいろとやばい。
もしかしたら、遅刻罪とかで殺されてしまうかもしれない! そんな罪、あるかわからないけど。

59
ガブ 2016/12/07 (水) 19:22:16 fb1af@9af80

*  *  *

あんみつ「……また遅刻か、ロロナ。気が弛んでいるぞ。」

周りの人の冷たい目線が刺さる。心が痛い。

ロロナ「……すみません……」

あんみつ「まぁいい。早く並べ。」

あんみつの指差す方向には、15歳以下の試験を受けた人たちが立っていた。
ぼくの方を見て、ケタケタと笑いながら。

萩原「ぷっ……フヒッ……ヒヒヒッ……」

めがP「笑うなよ……くふふっ……」

……人が遅刻したのを見て何が楽しいんだ。
まったく……いらいらする。

あんみつ「静かに!」

だが、あんみつが一喝し、笑い声は鎮まる。

あんみつ「お前らは15歳以下特別試験合格者だ。今から敵軍のBBS軍の4つの砦を破壊する2人1組を作り、作戦内容を告げる。」

……ん?
訓練とか、そういうものは……

あんみつ「何か質問はあるか?」

ロロナ「あ、あの……訓練とか……そういう事はやらないんですか……?」

あんみつ「……? 訓練? あぁ、ロロナには伝えていなかったな。他の合格者には試験の1週間前に伝えていたが、お前は飛び入り参加だったからな。15歳以下の合格者は訓練などはせず、すぐに戦場に駆り出されるぞ。」

……噂は、全然違ったようだ。

60
ガブ 2016/12/07 (水) 19:36:10 fb1af@9af80

あんみつ「では、これからペアを発表する。」

そうしてあんみつは大人たちのペアを発表していき、15歳以下の合格者まで来た。

あんみつ「みょんみょん、めがP」

あんみつ「鬱モナー、萩原」

あんみつ「以上だ。」

え?
ぼくは?

ロロナ「あの、ぼくのペアは……」

あんみつ「……あぁ、お前は組める奴がいなかったからアロフレと組むことになったぞ」

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キリキザン大好き 2016/12/07 (水) 19:58:19

これ登場コテハン募集とかしてたっけ

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してたよ