ライダー系のコテハンSSです
↓登場したいコテはここでレス
http://zawazawa.jp/xyz/topic/3238
↓登場コテ一覧
画鋲、アズマオウ、ポケモントレーナー、アポかど、きときと、めがP、ハギワラ、アロフレ、わい、大誤算、6-6-7、色オノノ
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画鋲、アズマオウ、ポケモントレーナー、アポかど、きときと、めがP、ハギワラ、アロフレ、わい、大誤算、6-6-7、色オノノ
【プロローグ】
画鋲「……いってぇ……顔はやめろよ」
少年、画鋲は地面に仰向けになって倒れていた。所々にかすり傷と青アザが出来ており、服は薄汚れていて上の方のボタンがいくつかなくなっていた。
状況でおおよそが把握できるだろうが、画鋲はついさっきまで喧嘩をしていて、そしてボコボコにされて負けた。今はそのダメージで動けなくなっていてしょうがなく横になっているのだ。
画鋲「あの野郎共、崇高なる僕のイケメンフェイスを好き放題ポカポカ殴りやがって」
動けるくらいまでダメージが抜けた画鋲は、膝を杖にしながらなんとか立ち上がる。
画鋲「うっ……足の筋肉が痛い」
立ち上がって辺りを見渡すと、そこには画鋲にとって見てて気分がよくない場所である校舎裏の光景が広がっていた。
隠れていじめを実行するには定番の場所だ。そのテンプレートにハマるように、画鋲はここでいじめられていた。いじめられっ子にしては血気盛んな画鋲はその最中に反撃して、返り討ちにあったのだ。
画鋲自身がそこまで強くないのもあるが、相手の数は三人だった。多勢に無勢。一人が画鋲を羽交い締めにされれば、あとは残った二人になすがままにされるだけであった。
支援
画鋲「ちっくしょう。この僕がなぜこんな目に」
画鋲がなぜ、いじめられるようになったかには理由がある。
ある日、画鋲は一人の男子学生が三人の不良━━現在、画鋲をいじめている連中である━━に寄って集って恫喝されているところを目撃した。所謂、カツアゲというものである。小さい頃から、力こそ弱いが悪事を見るとそのことすら忘れて突撃してしまうほどに正義感が強かった画鋲は、義憤に燃やしてその三人に殴りかかってその学生を助けた。そこからが地獄の日々の始まりであった。
同じ学校だったということもあって三人に目を付けられた画鋲は、出会う度に校舎裏やトイレに連れ込んでは暴力行為を受けるようになった。その際に彼が所持する金銭も巻き上げられるので、安心して財布を持って学校に行けなくなった。
次第に、ただでさえ性格やコミュニケーション能力のせいで少なかった話し相手はそれがトドメとなったのか霧散するようにいなくなった。画鋲が寄ろうとしても避けられるばかり。柄の悪い不良達と関わりたくなかったからだろう。
画鋲「……はぁ。なんであんなことしたんだろ」
画鋲は、一人の学生を助けたあの日を思い出す。
あのとき、画鋲は三人のうちの手前にいた一人に殴りかかると同時に学生にむけて逃げろと叫んだ。学生は画鋲に促されたからなのか、それともようやく逃げだせるチャンスを見つけたからなのか、脱兎のごとく駆けて、逃げていった。
あれから、画鋲だけがひどい目に合っている。
画鋲は正直なところ、その学生からせめて助けたお礼くらいはしてもらいたいと思っていた。そして、その時に絡まれたのは自分ではなくその学生だというのに、なぜ自分だけがひどい目に合っているのかという理不尽に憤っていた。それくらい弱っていた。
要は、後になって自分のしたことに後悔したのだ。
支援
支援
画鋲が己の行動に後悔するのは今回だけじゃない。幼少の頃から何度もしてきた。その度に彼はこんなことはもうやめようと決意する。だが、いざ悪事を見ると頭が真っ白になって、また後悔する。
この強い正義感が疎ましかった。好きでこのようになった訳ではない。なぜこんなにも己を苛ますのか。
そして、何よりも自分を嫌悪した。正義感だけが先行して、力もないのに考えなしに突進して、空回りして、後悔する。なんとも惨めで愚かしい。正義感に振り回されるだけの半端な自分が、まるでピエロのようで嫌いだった。それを受け入れて勝ちに貪欲になれずにいる自分が嫌いで嫌いでしょうがなかった。
「僕ってとことんアホだよな……」
そう言って己はこのまま停滞したように生きていくのだろと彼は諦感して、それだけで後悔の感情はどこかへ行った、一時的に。
画鋲は未だ勝ちに貪欲になれずにいた。
今更だけど、画鋲の喋り方と暗さがミスマッチすぎる……
コテハンSSするんだから、喋り方とか個性的なコテハンにしようかと思ったんだけど、明らかに暗すぎる……
かきなおそかな
てか、もっと明るくしよ
うん、そうしよ
いや、明るい喋り方は己の陰性を誤魔化すためのもの
っていうことにしよう
【第一話】
画鋲「ん?郵便受けに何か入ってるぞ」
学校が終わって住んでいるアパートの部屋の手前に着いた画鋲は、部屋扉の隣に設けられている郵便受けに何かが突っ込むように入れられていることに気付く。入りきらずに半ば郵便受けからはみ出したそれを怪訝に思いながらも取り出す画鋲。
画鋲「んん?なんだこれ?」
皮のような頑丈そうな紙で丁寧に全包装されているその届け物には、何も書かれていなかった。文字通り、差出人の情報も宛先の情報もが一切書かれていなかった。
画鋲「明らかに郵便物じゃないよな……。てかまず、配達の人が放置する訳ねぇよな。ってことは……」
考えられる可能性は、差出人が直接郵便受けに入れたということにしかなかった。
画鋲「あ、怪しすぎる……」
怪しさ満点で不審でしかない。
いつも自分のことを虐げてくる三人によるイタズラであろうかと思う。が、こんな回りくどいことはこれまでされてこなかったから、それにもなにか違和感を感じる。何よりも、彼等は画鋲の住所を知らない。
だが、このまま怪しんで立ち尽くしていてもきりがないので、画鋲はとりあえず中にどのようなものが入っているのか確認するためにも一旦部屋の中に入ることにした。
そこは、まぁ、画鋲は無理してキャラを作ってるという設定でこの暗い画鋲が本物の画鋲
そういうことにする
それにしてもライダーのデザが決まらない
下手にクソデザ出したら一生ものの恥になりそう
下手したら、「ぼくのかんがえたオリジナルのスタンド」よりも恥ずかしいかもしれない
草