雑火屋
Colt_M1877
2016/08/04 (木) 18:42:32
お前は知らないのか、あの世界最悪の災害を……
それは或る春の夜、"卑金の雲"が現れた時だった。
夜だというのに眩く金色に輝く雲が頭上を通り過ぎた直後、時代錯誤な鎧を纏った剣士達が目の前に現れて、建物を謎のビームでぶっ壊したり、逃げ惑う住民を容赦なく斬り殺したり、それはそれは無茶苦茶やってくれたものさ。
俺は隠れながらも奴らの目的が気になりこっそり後を追った。奴らの足が止まった場所は俺の通ってる学校にある桜の木。すると奴らは桜を前にすると跪き、謎の念仏を唱えて踊り出したんだ!「ガビョーハッカーミー」、念仏はそんな感じの言葉だった。
観察していると奴らの使っている言葉は日本語だということに気付いた。もしかするとあの言葉は「画鋲は神」……画鋲という名の者を崇める言葉だったのかもしれない。
その事件の数週間後、俺は或る古文書に「画鋲」という名の神の存在が書いてあることを知った……
あの規格外の力を持つ奴らでさえ恐れを抱く神とは何者なんだ……震えが止まらねえぜ……画鋲は神
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