途中で投げ出すかも
〜コントロールタワー前〜
「うわあああああ!!!」
「なんだよ!!あの怪物共!!!」
レンとユキトがコントロールタワーの前に行くと
そこは地獄と化していた
ウイルス「データ...ウバウ...」ガンガン
大量のウイルス達がコントロールタワーに群がり
コントロールタワーを破壊していた
レン「ひどい...こんなの...」
ユキト「...冷静に考えよう」
ユキト「この仮想空間で一番重要なコントロールタワーは邪悪感染団のボスが一番狙うポイントだ...」
ユキト「つまりあの中にボスがいるはずだ」
レン「確かにな...あと俺が見たところあのウイルス集団の中に3人ほど普通とは違うやつがいた」
ユキト「とりあえず...この大群じゃ倒せない...避難した運営についていこう」
レン「そうだな...」
ユキトとレンは運営の人達について行った
しえん
〜仮想空間 緊急避難所〜
レン「ここならひとまず安心だ...」
レン達は運営の人にウイルスたちのことを話した
しばらくすると
ユキト「あれ?運営がなにか話すみたいだぞ?」
広い避難所のステージに1人の男が立った
レン「あ、あれは!?」
ユキト「運営にしてスペバト最強の男...」
「レイ!」
レイ「この仮想空間は...謎のウイルス集団によって支配されつつある」
レイ「そこで...だ」
レイ「我々運営は、ランク300以上のプレイヤーを中心とした対策部隊を作る」
運営側はウイルスに対抗する事に決めた
レイ「ウイルス達の目的はネットのデータを喰らい成長し、現実世界に現れ地球を破壊することだ」
レイ「ウイルス達はコントロールタワーを乗っ取り」
レイ「仮想空間全体をバトルフィールド化、さらに攻撃された時の痛みを有効にした、」
レイ「そこでだ、300ランク以上のプレイヤーでウイルス対抗部隊「インビジブル」を設立する」
レイ「監視カメラを見る辺り、強いウイルスは4体ほどいる」
レイ「コントロールタワー中央部にまとわりついている一体はボスと考察」
レイ「では、ランク300以上のプレイヤーは至急装備を揃え会議室に集合するように」
レイ「なお、この世界で死亡すると現実世界には戻れなくなる」
レイ「強制ではない、だが力を貸してくれると嬉しい」
ユキト「行くか...?」
レン「当たり前だろ...地球を守ってやるよ...」
「あのウイルスから!!」
〜会議室〜
会議室に集まったプレイヤーはレイを合わせ8人
各自己紹介を始めた
レン「刀使いのレンだ、よろしく」
ユキト「俺は槍使いのユキト」
ジョン「I'm John of ASARUTORAIFURU usage.」
リナ「私は槌使いのリナよ、よろしくね」
ローナ「I'm Lorna of knuckle usage.」
ハンター「I'm Hunter of sniper rifle usage.」
ショウト「俺は...双剣使い...ショウト...」
レイ「最後はぼくか...僕はレイ、大鎌使いだよ」
レイ「これで全員か...」
ジョン「I'll go early, I'd like to shoot viruses!」
レイ「わからづらそうだから全員翻訳マイクつけておくぞ」
ジョン「おう!」
レン「あ、あ〜」
レイ「じゃあそろそろ始めるか...」
「インビジブル」は地上へ上がった
そして、戦いの火蓋が切られた
コントロールタワー前は大量のウイルスで埋め尽くされていた
???「ひゃっひゃっ!!こっちに向かうゴミ共を叩き潰せ〜!」
ウイルス「グオオオ!!!」
ローナ「ふんっ!」ドゴォ
ウイルス「グヒャアア」
ローナはウイルスをパンチ一発でKOした
ジョン「うっひゃああああああ!!」ババババババババ
ジョンのアサルトライフルが大量のウイルスを一掃する
リナ「とりゃあ!!」ダンッ
リナは槌でウイルスを潰す
ショウト「...」スパパパパ
ショウトは物凄いスピードでウイルスを切り刻む
ハンター「狙撃...完了」パンッ
ハンターの精密な狙撃は連続でウイルス3体を撃ち抜いた
ユキト「おりゃあああ!!」ズザアアア
ユキトはウイルスを串刺しにした
レン「リーダーはてめぇかあああ!!」
レンはリーダーと思わしきウイルスに突撃した
???「調子のんなよ雑魚が」
リーダーウイルスは斬撃を飛ばした
レン(っ!?遠距離から斬撃がっ!?)
レンは間一髪で躱す
???「俺は破壊特化型ウイルス【斬】カスケイドだ」
カスケイド「楽しいバトルしようぜぇ?」
ローナ「背中がガラ空きだよ!」フッ
カスケイド「残念、ぼく不意打ちは嫌いなんだ」スパンッ!
カスケイドに向かって走るローナは物凄いスピードで襲ってくる斬撃を躱しきれず
ローナ「っ...!」ドサッ
ローナの体は縦に真っ二つになった
ローナ「あっ...あぐっ...!?」サーッ
するとローナの体は暗号化され消え去った
カスケイド「これだから脳筋女は...」
カスケイドはため息をついた
レン「てめぇ!!」ザンッ
レンはカスケイドに剣を振りかざした
カスケイド
デスウイルス三幹部の1人 「斬」による破壊を担当している 両腕が剣になっており 腕を振ると可視化された斬撃を飛ばす事が出来る
カスケイド「ふんっ」ギリギリ
レン「ぐぐっ...」ギリギリ
カスケイドとレンは鍔迫り合いをする
レイ「...」タッタッタ
その間にカスケイドに近寄り
トンッ
カスケイドの後ろで飛んだ
カスケイド「後ろか!?」クルッ
カスケイドは後ろを向くが、そこには誰もいない
レイ「真上だ」
スパンッ!
カスケイド「ぐあっ!?」
レイはカスケイドの真上から鎌を振り下ろし、片腕を斬った
カスケイド「片腕がっ...」
カスケイドはレンの間合いから離れた
カスケイド「てめぇら...許さん...」
「Aggressive work」
「波動斬」
カスケイドが腕を掲げると そこから波動のように斬撃が360°に飛ぶ
レイ「全員!しゃがめ!」
ユキト「!!」サッ
ハンター「あぶない...」サッ
ショウト「...」サッ
リナ「おっと!」サッ
全員ギリギリ躱していた
だが
ジョン「ヘイ?」
ジョンは躱しきれなかった
ジョン「あああああああっ!!?」
ジョンの上半身は下半身と切り離された
レイ「ジョン!!!」
その瞬間ウイルス達が無防備になったジョンを襲いはじめた
ジョン「やめて!!やめてくれー!!」
ウイルス「グオアアア」グチャッ
ハンター「ジョンから離れろ!!離れてくれ!」パンッパンッ
ハンターはジョンの周りにいるウイルスを撃つが数が多すぎてほぼ意味がなかった
ジョン「あ、あがぁぁ...」
そしてジョンは暗号化されウイルスに喰い尽くされた
リナ「そんな...」
ユキト「2人も死ぬなんて...」
レン「絶対許さねぇからな...てめぇ...」
カスケイド「さらに絶望の淵に立たせてやるよ...」ニヤリ
リナ「ウイルスの数が多すぎて加戦できない...」
ウイルス「ウボアア」
ユキト「頼む...レン...!」
レン以外の隊員は祈ることしか出来なかった
レン「おらああああ!」カキン
カスケイド「くそっ...離れられない...」カキン
レン「お前は!!近距離戦なら!」カキンカキン
レン「ただの!」カキン
レン「刀だあああああ!!!」ザクッ
レンは渾身の突きをカスケイドに喰らわす
その突きは腕を貫通し心臓部を貫いた
カスケイド「ぐあっ!?」ドサッ
カスケイドは仰向けに倒れ込む
カスケイド「なんで...こんなやつにっ...」ガハッ
レン「はぁはぁ...」
ユキト「レン!大丈夫か!?」
レン「ああ...」
リナ「ウイルスは一掃したわ」
ハンター「次はコントロールタワー内部だ」
ショウト「早く行かないと...やばい...」
レイ「ショウトの言う通りだ!行くぞ!」
〜コントロールタワー扉前〜
レイ「先に俺が突撃する、後に続いて入っていけ」
隊員「はい!」
レイ「3.2.1...」
「GO!」
レイが扉を蹴り飛ばすと同時に巨大レーザーが発射された
レイ「っ!!」
レイは間一髪で躱したがレーザーは頬を掠ってしまった
ハンター「なんだ今の...?」
???「ちっ...外したか」
煙に包まれるロビーの中から声がした
ショウト「お前は...誰だ...」
???「俺は破壊特化型ウイルス【銃】のハイブリスだ」
ハイブリス「さっさと終わらせようか」
ハイブリスはそう言うと片腕に付いているレーザー銃に力を込めた
「吹き飛べええええええっ!!!」デュルルルルッ
超熱線のレーザーが発射される
リナ「Defense work!」
「ザ・アースウォール」
リナはハンマーを地面に叩きつけ地面から盾を作った
バアアアアアンッ!!
盾とレーザーがぶつかり爆発した
ハイブリス「防ぎやがって!このやろう...!」
ユキト「レンと隊長は先に行って!」
ショウト「ここは僕たちに任せて!」
リナ「ぶっ倒してやるんだから!」
レン「みんな...」
レイ「ありがとう...じゃあ行くぞ!」
レン「はい!」
レンとレイはとてつもなく長い階段に登ろうとする
ハイブリス「させねぇよ!!」
ハイブリスは銃口をレンとレイに向ける
その時
パンッ
弾丸がハイブリスの首筋を貫通した
ハイブリス「っ!?」
その撃った者は...
ハンター「狙撃...完了...」
ハンターだった
ハイブリス「何から何まで邪魔しやがって!!」
ハイブリス「Aggressive work」
「Ray of granules」
ハイブリスが周りの光を銃口に集める
ユキト「こっちだって!」
「グングニル!」
ハンター「俺も」
「重弾」
ハイブリス「てめぇら全員消え去れえええ!!!」
ギュルルルルルルルウウウウウウ!!!!
全てを消し飛ばす顆粒子光線が全員を襲う
リナ「っ!!」
リナは光線をもろにくらい消滅した
ユキト「リナ!!」
しかしその後ハンターの重弾が銃本体に当たり軌道がずれる
そしてロビーの電気は全てショートしてしまった
ハイブリス「しまっ...」
ユキト「どりゃああああ!!!」
ユキトのグングニルはハイブリスの腹部に突き刺さった
ハイブリス「ぐはぁっ...」
ハイブリス ウイルス集団の幹部の1人 【銃】による破壊に特化している 片腕に備えられたレーザー光線を放つ エネルギーチャージするには光が必要
ハイブリス「光がねぇ...これじゃ打てねぇよ...」
ショウト「ふーん...それが君の弱点か」
ハイブリス「ちっ...時間稼ぎだけでも!」
弱点がはっきりとしたハイブリスはショウトに殴りかかる
ショウト「Aggressive work」
「回旋双閃」
ショウトは高速で自分の身体を廻し、ハイブリスの首元を斬った
ハイブリス「くっそああああ!!!」
ハイブリスは完全に消滅した
ユキト「じゃあ行くぞ!!」
ショウト「...おう...」
ユキトとショウトは階段を駆け上がった
〜コントロールタワー中央部前〜
???「...来たか...」
全面がガラス張りになっている部屋に1人ウイルスの幹部が立っていた
レン「お前は...?」
???「俺は破壊特化ウイルス【爆】のシュガーだ」パチパチ...
シュガー「でも...早速...」
レイ「レン...来るぞ!」
シュガー「死んでもらう」バアアアアアンッ!!
シュガーは爆弾を手から発射した
部屋のガラスが全て割れ、爆風がレンとレイを襲う
シュガー「...」
シュガーは動きを止めた
レン「死んでない...?」
レイ「...まさか!」
そう、遠くで狙撃をねらっていたハンターに向けて爆弾を飛ばしたのである
ハンター「」ドサッ
シュガー「さて...これで安心してバトルができる...」
バババババッ
シュガーは大量の爆弾を発射する
しかし、レンとレイは爆弾を真っ二つにしていく
シュガー「地雷」
こいつらに発射爆弾は無謀だと感じたシュガーは地雷を設置した
シュガーが設置した地雷はただの地雷ではない
地雷の真上を通るだけでも起爆する赤外線レーザー地雷だったのだ
レン「容易には近づけない...」
シュガー「ふははは!!これでお前らは動けない!」
シュガーは爆弾を発射する構えをとった
レイ「Aggressive work」
「鎌裂き旋風」
レイは鎌を大きく振り回し風を起こした
すると、設置された地雷は空に舞い上がり
地雷同士が反応し合い空中で爆発する
シュガー「っ!?」
レン「おりゃああああ!!」
そしてレンが煙幕に包まれた部屋でシュガーを斬ろうした
中央部に通じる扉から手が出てき
シュガー「メリッサ様...なん...で...」
シュガーの心臓を貫いた
レン「仲間割れか...?」
レンは手を止め、シュガーが倒れるのを見た
「もうシュガーは必要ないのだよ」
中央部から声がした
レイ「どういう事だ...?貴様がメリッサなのか?」
メリッサ「そう、私が破壊特化ウイルス【壊】メリッサだ...」
メリッサ「私は動力源を吸収し、どんなものでも壊す...破壊に最特化している...」
レン「シュガーを殺したのはなぜだ」
メリッサ「時間稼ぎはもういらないからだよ」
メリッサ「動力源となる電力は全て吸い取った...貴様らと戦う事はもうないだろう...」
レイ「何をするつもりだ!」
メリッサ「...ここのセキュリティを」
「破壊する」
メリッサはそう言うと右手を天に挙げた
メリッサ「エクスプロージョン」
次の瞬間、仮想空間の空に貼られていたセキュリティバリアが消え去った
レン「っ!?」
レイ「まさか...お前...」
メリッサ「そのまさかだよ」
メリッサ「おいでになってください!!」
「トロイの木馬!」
メリッサがそう呟くと空がバグったようになった
「アアアア...」
そのバグった空から英数字がパラパラと降り
巨大な木馬へと構成され始めた
メリッサ「ははっ!!これで私の願いが!!」
「くそっ!」ズバッ
遅れて到着したショウトがメリッサに切りかかる
メリッサ「死んでたまるか!」サッ
ドゴッ
メリッサは攻撃を避け、ショウトの腹部にパンチを繰り出した
ユキト「ショウト!」
メリッサ「トロイの木馬よ...この空間の全てを奪うのだ!」
メリッサがそう言うとトロイの木馬は
トロイの木馬「...キサマ...ジャマ...ソンザイ...」
メリッサ「?」
メリッサの顔が歪んだ
トロイの木馬「グオオオ...」ギュルルルルルルルウウウウウウ!!!!
メリッサ「ぐああああああああっ!!!!!」
トロイの木馬はメリッサを吸収し、破壊の能力を手に入れた
トロイの木馬「コレデ...オレ...サイキョウ...」
トロイの木馬はビームをコントロールタワーに打ち込んだ
レイ「まずい!みんな!飛び降りろ!」
レイは3人を引き連れてコントロールタワーから飛び降りた
レン「うっ...!」ドンッ
ユキト「上手く着地できた...」
ショウト「安心してる暇はないみたいだぞ...」
トロイの木馬「グオオオオ...」
レイ「トロイの木馬にどんな攻撃を仕掛けても全てあいつのデータにされる...」
レン「そんな!そしたらどうすれば...」
レイ「トロイの木馬を削除するんだ」
ショウト「!?」
ユキト「できるんですか?」
レイ「ああ...やつも削除されるようなデータを取り込んだらきえるのは承知だ...だからこの空間の地下にあるデリートボムを使うんだ...」
レイ「そのボムをトロイの木馬のコアにヒットさせれば...」
レイ「やつを構成する英数字などが世界中のネットから消える」
レン「もし外したら?」
レイ「地球上のネットがとてつもない被害のバグを起こす」
ユキト「それってどういう...?」
レイ「各国にある兵器が誤作動を起こし、無造作に発射される」
ショウト「つまり...世界は...」
レイ「炎の海となる」
レン「でもそれしか手は無いんですよね?」
レイ「ああ...放っておいてもいずれ世界は終わる」
レン「わかりました...俺がいきます...」
ユキト「レン!?」
レン「俺がトロイの木馬を消してみせる!」
レイ「分かった...デリートボムはコントロールタワーの辺りの地下施設の金庫に保管されている」
レイ「番号は8022」
レン「わかりました!行ってきます!」
レンはコントロールタワーの方に向かって走り出した
しかし、そんなことトロイの木馬が許すわけはなかった
トロイの木馬「グルルアアア...」ギュルルルルルルルウウウウウウ!!!!
レンに向かってビームを発射した
ショウト「危ないっ!」
ショウトがそれを身代わりになって受ける
レン「ショウト!」
ショウト「早く...行って...」
心臓に穴が空いたショウトは膝から崩れ、死んだ
レン「っ!」ダッ
レンはまっすぐ走り出した
〜コントロールタワー地下施設〜
レン「金庫...金庫...」
レン「あれか?」
レンが見たのはごく普通の金庫だったが
番号を1回でも間違えると永久ロックという仕組みだった
レン「8022...っと...」
レンが番号を正しく打つと金庫は開いた
中に入っていたのはカプセル状の小さい爆弾
レン「これをあいつに!」
レンは急いで地上に戻った
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〜コントロールタワー前〜
「うわあああああ!!!」
「なんだよ!!あの怪物共!!!」
レンとユキトがコントロールタワーの前に行くと
そこは地獄と化していた
ウイルス「データ...ウバウ...」ガンガン
大量のウイルス達がコントロールタワーに群がり
コントロールタワーを破壊していた
レン「ひどい...こんなの...」
ユキト「...冷静に考えよう」
ユキト「この仮想空間で一番重要なコントロールタワーは邪悪感染団のボスが一番狙うポイントだ...」
ユキト「つまりあの中にボスがいるはずだ」
レン「確かにな...あと俺が見たところあのウイルス集団の中に3人ほど普通とは違うやつがいた」
ユキト「とりあえず...この大群じゃ倒せない...避難した運営についていこう」
レン「そうだな...」
ユキトとレンは運営の人達について行った
しえん
〜仮想空間 緊急避難所〜
レン「ここならひとまず安心だ...」
レン達は運営の人にウイルスたちのことを話した
しばらくすると
ユキト「あれ?運営がなにか話すみたいだぞ?」
広い避難所のステージに1人の男が立った
レン「あ、あれは!?」
ユキト「運営にしてスペバト最強の男...」
「レイ!」
レイ「この仮想空間は...謎のウイルス集団によって支配されつつある」
レイ「そこで...だ」
レイ「我々運営は、ランク300以上のプレイヤーを中心とした対策部隊を作る」
運営側はウイルスに対抗する事に決めた
レイ「ウイルス達の目的はネットのデータを喰らい成長し、現実世界に現れ地球を破壊することだ」
レイ「ウイルス達はコントロールタワーを乗っ取り」
レイ「仮想空間全体をバトルフィールド化、さらに攻撃された時の痛みを有効にした、」
レイ「そこでだ、300ランク以上のプレイヤーでウイルス対抗部隊「インビジブル」を設立する」
レイ「監視カメラを見る辺り、強いウイルスは4体ほどいる」
レイ「コントロールタワー中央部にまとわりついている一体はボスと考察」
レイ「では、ランク300以上のプレイヤーは至急装備を揃え会議室に集合するように」
レイ「なお、この世界で死亡すると現実世界には戻れなくなる」
レイ「強制ではない、だが力を貸してくれると嬉しい」
ユキト「行くか...?」
レン「当たり前だろ...地球を守ってやるよ...」
「あのウイルスから!!」
〜会議室〜
会議室に集まったプレイヤーはレイを合わせ8人
各自己紹介を始めた
レン「刀使いのレンだ、よろしく」
ユキト「俺は槍使いのユキト」
ジョン「I'm John of ASARUTORAIFURU usage.」
リナ「私は槌使いのリナよ、よろしくね」
ローナ「I'm Lorna of knuckle usage.」
ハンター「I'm Hunter of sniper rifle usage.」
ショウト「俺は...双剣使い...ショウト...」
レイ「最後はぼくか...僕はレイ、大鎌使いだよ」
レイ「これで全員か...」
ジョン「I'll go early, I'd like to shoot viruses!」
レイ「わからづらそうだから全員翻訳マイクつけておくぞ」
ジョン「おう!」
レン「あ、あ〜」
レイ「じゃあそろそろ始めるか...」
「インビジブル」は地上へ上がった
そして、戦いの火蓋が切られた
コントロールタワー前は大量のウイルスで埋め尽くされていた
???「ひゃっひゃっ!!こっちに向かうゴミ共を叩き潰せ〜!」
ウイルス「グオオオ!!!」
ローナ「ふんっ!」ドゴォ
ウイルス「グヒャアア」
ローナはウイルスをパンチ一発でKOした
ジョン「うっひゃああああああ!!」ババババババババ
ジョンのアサルトライフルが大量のウイルスを一掃する
リナ「とりゃあ!!」ダンッ
リナは槌でウイルスを潰す
ショウト「...」スパパパパ
ショウトは物凄いスピードでウイルスを切り刻む
ハンター「狙撃...完了」パンッ
ハンターの精密な狙撃は連続でウイルス3体を撃ち抜いた
ユキト「おりゃあああ!!」ズザアアア
ユキトはウイルスを串刺しにした
レン「リーダーはてめぇかあああ!!」
レンはリーダーと思わしきウイルスに突撃した
???「調子のんなよ雑魚が」
リーダーウイルスは斬撃を飛ばした
レン(っ!?遠距離から斬撃がっ!?)
レンは間一髪で躱す
???「俺は破壊特化型ウイルス【斬】カスケイドだ」
カスケイド「楽しいバトルしようぜぇ?」
ローナ「背中がガラ空きだよ!」フッ
カスケイド「残念、ぼく不意打ちは嫌いなんだ」スパンッ!
カスケイドに向かって走るローナは物凄いスピードで襲ってくる斬撃を躱しきれず
ローナ「っ...!」ドサッ
ローナの体は縦に真っ二つになった
ローナ「あっ...あぐっ...!?」サーッ
するとローナの体は暗号化され消え去った
カスケイド「これだから脳筋女は...」
カスケイドはため息をついた
レン「てめぇ!!」ザンッ
レンはカスケイドに剣を振りかざした
カスケイド
デスウイルス三幹部の1人
「斬」による破壊を担当している
両腕が剣になっており
腕を振ると可視化された斬撃を飛ばす事が出来る
カスケイド「ふんっ」ギリギリ
レン「ぐぐっ...」ギリギリ
カスケイドとレンは鍔迫り合いをする
レイ「...」タッタッタ
その間にカスケイドに近寄り
トンッ
カスケイドの後ろで飛んだ
カスケイド「後ろか!?」クルッ
カスケイドは後ろを向くが、そこには誰もいない
レイ「真上だ」
スパンッ!
カスケイド「ぐあっ!?」
レイはカスケイドの真上から鎌を振り下ろし、片腕を斬った
カスケイド「片腕がっ...」
カスケイドはレンの間合いから離れた
カスケイド「てめぇら...許さん...」
「Aggressive work」
「波動斬」
カスケイドが腕を掲げると
そこから波動のように斬撃が360°に飛ぶ
レイ「全員!しゃがめ!」
ユキト「!!」サッ
ハンター「あぶない...」サッ
ショウト「...」サッ
リナ「おっと!」サッ
全員ギリギリ躱していた
だが
ジョン「ヘイ?」
スパンッ!
ジョンは躱しきれなかった
ジョン「あああああああっ!!?」
ジョンの上半身は下半身と切り離された
レイ「ジョン!!!」
その瞬間ウイルス達が無防備になったジョンを襲いはじめた
ジョン「やめて!!やめてくれー!!」
ウイルス「グオアアア」グチャッ
ハンター「ジョンから離れろ!!離れてくれ!」パンッパンッ
ハンターはジョンの周りにいるウイルスを撃つが数が多すぎてほぼ意味がなかった
ジョン「あ、あがぁぁ...」
そしてジョンは暗号化されウイルスに喰い尽くされた
リナ「そんな...」
ユキト「2人も死ぬなんて...」
レン「絶対許さねぇからな...てめぇ...」
カスケイド「さらに絶望の淵に立たせてやるよ...」ニヤリ
リナ「ウイルスの数が多すぎて加戦できない...」
ウイルス「ウボアア」
ユキト「頼む...レン...!」
レン以外の隊員は祈ることしか出来なかった
レン「おらああああ!」カキン
カスケイド「くそっ...離れられない...」カキン
レン「お前は!!近距離戦なら!」カキンカキン
レン「ただの!」カキン
レン「刀だあああああ!!!」ザクッ
レンは渾身の突きをカスケイドに喰らわす
その突きは腕を貫通し心臓部を貫いた
カスケイド「ぐあっ!?」ドサッ
カスケイドは仰向けに倒れ込む
カスケイド「なんで...こんなやつにっ...」ガハッ
レン「はぁはぁ...」
ユキト「レン!大丈夫か!?」
レン「ああ...」
リナ「ウイルスは一掃したわ」
ハンター「次はコントロールタワー内部だ」
ショウト「早く行かないと...やばい...」
レイ「ショウトの言う通りだ!行くぞ!」
〜コントロールタワー扉前〜
レイ「先に俺が突撃する、後に続いて入っていけ」
隊員「はい!」
レイ「3.2.1...」
「GO!」
レイが扉を蹴り飛ばすと同時に巨大レーザーが発射された
レイ「っ!!」
レイは間一髪で躱したがレーザーは頬を掠ってしまった
ハンター「なんだ今の...?」
???「ちっ...外したか」
煙に包まれるロビーの中から声がした
ショウト「お前は...誰だ...」
???「俺は破壊特化型ウイルス【銃】のハイブリスだ」
ハイブリス「さっさと終わらせようか」
ハイブリスはそう言うと片腕に付いているレーザー銃に力を込めた
「吹き飛べええええええっ!!!」デュルルルルッ
超熱線のレーザーが発射される
リナ「Defense work!」
「ザ・アースウォール」
リナはハンマーを地面に叩きつけ地面から盾を作った
バアアアアアンッ!!
盾とレーザーがぶつかり爆発した
ハイブリス「防ぎやがって!このやろう...!」
ユキト「レンと隊長は先に行って!」
ショウト「ここは僕たちに任せて!」
リナ「ぶっ倒してやるんだから!」
レン「みんな...」
レイ「ありがとう...じゃあ行くぞ!」
レン「はい!」
レンとレイはとてつもなく長い階段に登ろうとする
ハイブリス「させねぇよ!!」
ハイブリスは銃口をレンとレイに向ける
その時
パンッ
弾丸がハイブリスの首筋を貫通した
ハイブリス「っ!?」
その撃った者は...
ハンター「狙撃...完了...」
ハンターだった
ハイブリス「何から何まで邪魔しやがって!!」
ハイブリス「Aggressive work」
「Ray of granules」
ハイブリスが周りの光を銃口に集める
ユキト「こっちだって!」
「グングニル!」
ハンター「俺も」
「重弾」
ハイブリス「てめぇら全員消え去れえええ!!!」
ギュルルルルルルルウウウウウウ!!!!
全てを消し飛ばす顆粒子光線が全員を襲う
リナ「っ!!」
リナは光線をもろにくらい消滅した
ユキト「リナ!!」
しかしその後ハンターの重弾が銃本体に当たり軌道がずれる
そしてロビーの電気は全てショートしてしまった
ハイブリス「しまっ...」
ユキト「どりゃああああ!!!」
ユキトのグングニルはハイブリスの腹部に突き刺さった
ハイブリス「ぐはぁっ...」
ハイブリス
ウイルス集団の幹部の1人
【銃】による破壊に特化している
片腕に備えられたレーザー光線を放つ
エネルギーチャージするには光が必要
ハイブリス「光がねぇ...これじゃ打てねぇよ...」
ショウト「ふーん...それが君の弱点か」
ハイブリス「ちっ...時間稼ぎだけでも!」
弱点がはっきりとしたハイブリスはショウトに殴りかかる
ショウト「Aggressive work」
「回旋双閃」
ショウトは高速で自分の身体を廻し、ハイブリスの首元を斬った
ハイブリス「くっそああああ!!!」
ハイブリスは完全に消滅した
ユキト「じゃあ行くぞ!!」
ショウト「...おう...」
ユキトとショウトは階段を駆け上がった
〜コントロールタワー中央部前〜
???「...来たか...」
全面がガラス張りになっている部屋に1人ウイルスの幹部が立っていた
レン「お前は...?」
???「俺は破壊特化ウイルス【爆】のシュガーだ」パチパチ...
シュガー「でも...早速...」
レイ「レン...来るぞ!」
シュガー「死んでもらう」バアアアアアンッ!!
シュガーは爆弾を手から発射した
部屋のガラスが全て割れ、爆風がレンとレイを襲う
シュガー「...」
シュガーは動きを止めた
レン「死んでない...?」
レイ「...まさか!」
そう、遠くで狙撃をねらっていたハンターに向けて爆弾を飛ばしたのである
ハンター「」ドサッ
シュガー「さて...これで安心してバトルができる...」
バババババッ
シュガーは大量の爆弾を発射する
しかし、レンとレイは爆弾を真っ二つにしていく
シュガー「地雷」
こいつらに発射爆弾は無謀だと感じたシュガーは地雷を設置した
シュガーが設置した地雷はただの地雷ではない
地雷の真上を通るだけでも起爆する赤外線レーザー地雷だったのだ
レン「容易には近づけない...」
シュガー「ふははは!!これでお前らは動けない!」
シュガーは爆弾を発射する構えをとった
レイ「Aggressive work」
「鎌裂き旋風」
レイは鎌を大きく振り回し風を起こした
すると、設置された地雷は空に舞い上がり
地雷同士が反応し合い空中で爆発する
シュガー「っ!?」
レン「おりゃああああ!!」
そしてレンが煙幕に包まれた部屋でシュガーを斬ろうした
その時
中央部に通じる扉から手が出てき
シュガー「メリッサ様...なん...で...」
シュガーの心臓を貫いた
レン「仲間割れか...?」
レンは手を止め、シュガーが倒れるのを見た
「もうシュガーは必要ないのだよ」
中央部から声がした
レイ「どういう事だ...?貴様がメリッサなのか?」
メリッサ「そう、私が破壊特化ウイルス【壊】メリッサだ...」
メリッサ「私は動力源を吸収し、どんなものでも壊す...破壊に最特化している...」
レン「シュガーを殺したのはなぜだ」
メリッサ「時間稼ぎはもういらないからだよ」
メリッサ「動力源となる電力は全て吸い取った...貴様らと戦う事はもうないだろう...」
レイ「何をするつもりだ!」
メリッサ「...ここのセキュリティを」
「破壊する」
メリッサはそう言うと右手を天に挙げた
メリッサ「エクスプロージョン」
次の瞬間、仮想空間の空に貼られていたセキュリティバリアが消え去った
レン「っ!?」
レイ「まさか...お前...」
メリッサ「そのまさかだよ」
メリッサ「おいでになってください!!」
「トロイの木馬!」
メリッサがそう呟くと空がバグったようになった
「アアアア...」
そのバグった空から英数字がパラパラと降り
巨大な木馬へと構成され始めた
メリッサ「ははっ!!これで私の願いが!!」
「くそっ!」ズバッ
遅れて到着したショウトがメリッサに切りかかる
メリッサ「死んでたまるか!」サッ
ドゴッ
メリッサは攻撃を避け、ショウトの腹部にパンチを繰り出した
ユキト「ショウト!」
メリッサ「トロイの木馬よ...この空間の全てを奪うのだ!」
メリッサがそう言うとトロイの木馬は
トロイの木馬「...キサマ...ジャマ...ソンザイ...」
メリッサ「?」
メリッサの顔が歪んだ
トロイの木馬「グオオオ...」ギュルルルルルルルウウウウウウ!!!!
メリッサ「ぐああああああああっ!!!!!」
トロイの木馬はメリッサを吸収し、破壊の能力を手に入れた
トロイの木馬「コレデ...オレ...サイキョウ...」
トロイの木馬はビームをコントロールタワーに打ち込んだ
レイ「まずい!みんな!飛び降りろ!」
レイは3人を引き連れてコントロールタワーから飛び降りた
レン「うっ...!」ドンッ
ユキト「上手く着地できた...」
ショウト「安心してる暇はないみたいだぞ...」
トロイの木馬「グオオオオ...」
レイ「トロイの木馬にどんな攻撃を仕掛けても全てあいつのデータにされる...」
レン「そんな!そしたらどうすれば...」
レイ「トロイの木馬を削除するんだ」
ショウト「!?」
ユキト「できるんですか?」
レイ「ああ...やつも削除されるようなデータを取り込んだらきえるのは承知だ...だからこの空間の地下にあるデリートボムを使うんだ...」
レイ「そのボムをトロイの木馬のコアにヒットさせれば...」
レイ「やつを構成する英数字などが世界中のネットから消える」
レン「もし外したら?」
レイ「地球上のネットがとてつもない被害のバグを起こす」
ユキト「それってどういう...?」
レイ「各国にある兵器が誤作動を起こし、無造作に発射される」
ショウト「つまり...世界は...」
レイ「炎の海となる」
レン「でもそれしか手は無いんですよね?」
レイ「ああ...放っておいてもいずれ世界は終わる」
レン「わかりました...俺がいきます...」
ユキト「レン!?」
レン「俺がトロイの木馬を消してみせる!」
レイ「分かった...デリートボムはコントロールタワーの辺りの地下施設の金庫に保管されている」
レイ「番号は8022」
レン「わかりました!行ってきます!」
レンはコントロールタワーの方に向かって走り出した
しかし、そんなことトロイの木馬が許すわけはなかった
トロイの木馬「グルルアアア...」ギュルルルルルルルウウウウウウ!!!!
レンに向かってビームを発射した
ショウト「危ないっ!」
ショウトがそれを身代わりになって受ける
レン「ショウト!」
ショウト「早く...行って...」
心臓に穴が空いたショウトは膝から崩れ、死んだ
レン「っ!」ダッ
レンはまっすぐ走り出した
〜コントロールタワー地下施設〜
レン「金庫...金庫...」
レン「あれか?」
レンが見たのはごく普通の金庫だったが
番号を1回でも間違えると永久ロックという仕組みだった
レン「8022...っと...」
レンが番号を正しく打つと金庫は開いた
中に入っていたのはカプセル状の小さい爆弾
レン「これをあいつに!」
レンは急いで地上に戻った