玲子
reikorin265
2021/03/02 (火) 18:05:04
お沢様の看病で、意識が戻るまではアグリコ様が薬を口移しで飲ませるという妄想してるとこに、歯の話なんて燃料が投下されてしまい、どうしたらいいかわからない。
通報 ...
歯一つとっても性格が反映されているのよってだけの話なのに・・・
こんな妄想してた。「アグリコ×お沢」
「お願いです!開けてください!」
夜遅くに激しく叩かれる戸。切羽詰まった声は、聞き覚えがある。お沢の弟子だ。
「こんな夜更けになによ」
私はその悲痛な必死の声に、私は自らの手で戸を開けた。
涙で顔をぐしゃぐしゃにした男2人。小柄なのがお沢の弟子。長身の男に抱かれているのは血まみれのお沢。え?死んでるのかと一瞬思った。叫び出しそうになるのを抑える。
ヒューヒューという喘鳴音がかすかに彼女が生きていることを、生きようとしていることを証明していた。
「早く中へ!」
すぐに床を敷かせ、お沢を横たわらせる。見たところ1番ひどいのは首の咬傷。左肩の刺し傷。顔の火傷…。
傷が心臓より上になるように、上半身に布団を重ねる。
お沢は意識を失ってうめきもしない。ああ!
しっかりしなさい、落ち着いて、私!
息があるのだもの、死なせやしないわ。
深呼吸をする。
「男衆は外へ出て!水を汲んで湯を沸かして!神薬と霊酒が必要だわ、髭長、使いを!」
「女衆は、布と、血止め草を集めてきて!松子、ハサミを!」
「それとお弟子ちゃん」
指示を出す私に声をかけられると思わなかったのか、お沢を見つめるお弟子ちゃんが飛び上がる。
「はい!!」
「お沢の傷、毒が入ってるなんてことはないわね」
「あ…ありません!」
「わかった。お弟子ちゃんももう1人もひどい顔よ。ケガもしてるようだし、外に出て井戸で顔を洗って、男衆から必要な手当を受けて休みなさい」
「でも!」
「血で汚れたお沢の服を脱がすわ、もうこの場は本人がいいと言うまで男子禁制よ」
「アグリコ様、少しはお休みになられたら…」迦須子が声をかけてくる。
「眠くないのよ、心配かけるわね」
お弟子ちゃんに休みなさい、なんて、どの口で言ってるんだか。
できることは全部やった。神薬と霊酒も手に入った。
傷が化膿するのは避けられたようだが、熱が上がった。
意識のないお沢に口移しで朝夕と霊酒と神薬を飲ます。
霊酒はすんなり飲むのに、苦い神薬はわかるのか、まゆをひそめて嫌がるそぶりがある。治ってきてる証拠なのかも。私の口の中も苦いから早く目覚めてほしい…。
髭長の二文字で吹く体質になってしまったので禁止ワードにしたほうがいいかも(かわいそう
笑いを提供できるならアグリコ様の話で今後とも髭長さんはレギュラー出演決定(笑