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ハンガリーは、東欧諸国の中では人種的、言語的に異質であり、その為かどうか知らないが、ルーマニアとはドナウを挟み、歴史的に敵対してきたと初めて知った。また、ハンガリー語は、インド・ヨーロッパ語に属さないので、商店の看板等の類推も難しいらしい。是非、行ってみたくなった。
ハンガリーは、オーストリアハンガリー帝国時代のハンガリーの領域から3割になっているそうで、トランシルヴァ地方にも70年代で170万人が取り残されているらしい。(ほかにドイツ人が40万人と言うのも驚く。)
観光番組で東欧を取り上げると、民族舞踊が定番となっている感があるが、民族舞踊がその民族のアイデンティティの重要な部分を占めているのだろう。
ベオグラードのカレメグダンの丘では、日曜日に軍服姿の兵士が、それぞれの共和国の踊りの輪に加わって、ジプシーの楽師のもと踊るとの記述があった。これは、是非見てみたい。
メキシコシティでは、いまだにアステカ帝国時代の踊りを市街の中心部で力強く、夜間に踊っているのを見て、圧倒された記憶があるが、それが複数あるのかと思うと、どんな感じなのだろうか。
アルバニアには、イスラム教、ギリシア正教、キリスト教と色々な宗教が入り乱れているらしいが、世界で初めて無宗教国家を宣言したというのは面白い。民族の地の結束がより重要だということなのであろうが、ひょっとしたら家族制度を基本とする日本に近いかもしれない。アルバニア人が夫婦別姓があるのかどうか、聞いてみたくなった。
モルドバ人と言う名は、ロシアの主張で、ルーマニアは、この地方の370万人の65%がルーマニア人と主張していたらしい。チャウチェスク大統領は、ソ連からの経済援助を引き出すために、領土問題は存在しない、と言っていたが、現在は、ロシアに対して、どのような立場なのだろうか。
ところで、ロシアと言うのは、西方進出が上手く行かなくて、中国の沿海州や樺太等、東方に進出してきたという歴史がある。ウクライナに進出しているということは、かつて、日ソ不可侵条約を結んだように、当分は、東は中国や北朝鮮とおとなしくやっていこうということだと思う。だから、ウクライナ戦争が終われば、急に態度を変えるであろうし、中国や北朝鮮もそれは、織り込み済みだろう。