作品全体について…
番組開始当初はホークンのセリフが固くて、1年間持つんかいな?と思ったが、熱心さとひたむきさで乗り切った感がある。
特に未だに耳に残っているのは、#37でマルガム化したスケボーズを倒したが元に戻らず、真っ白になったスケートボードを「スケボーズ! おい、スケボーズ!大丈夫か!?」と何度も悲痛に叫ぶホークンの声。
もしこの番組をここから見た人は、真っ白になった板きれに何を言っているんだ?と思われるだろうが、特撮ならではの迫真の演技だった。
実に3にこだわり続けた物語だった。メインのライダーが3人、変身ポーズも手で△を作るが、敵も冥黒の三姉妹、その上のグリオンやギギストも3に関連し、冥黒王も3人、そういえばハンドレッドも四人衆と言いながら実質は3人、その上位幹部も3、ついでに錬金連合の幹部も3人だった。
冥黒の三姉妹が次第にヒーロー側3人と関わりを持ち、次第に悪の要素が薄れると、それよりも残虐非道な悪の存在が来なければ、話が成り立たない。
その役目を担ったグリオンは確かに悪役だが、演じている鎌苅健太はなかなかのイケメンで聡明な眼をしており、何か憎みきれない表情をしていた。実は芳賀優里亜の旦那さん。
宿敵だったホークンとの2ショット
https://x.com/kenta_kamakari/status/1827658546215006320
金色コンビ?
https://x.com/kenta_kamakari/status/1828429304377811115
>> 2388
他に難点を挙げるとすれば、やはりケミーの数の多さ、ですかねえ。
さすがに101体(再錬成etc.のバリエーションを全部含めればその数倍!)もいると、それぞれに細かくスポットを当てるのは不可能で、殆どのケミーは「ああ、そんな奴もいたっけ」程度の薄い印象で終わる結果に。
確かに101枚のケミカードは、作劇中でも持て余していた感がありました。
そこでガッチャードが矢継ぎ早に消化したり、後半に登場してきたオカルト、エンシェント、ファンタスティック、コズミックケミーは強いケミーと言うことで、初期段階ではその種別も伏せられていたが、終盤は時間が無くなったのでてんこ盛りどころかごった煮の怪人に使用されていて哀れだった。
初期に開示されたのケミーカードは当初からガッチャンコするペアが決まっていたが公式サイト(東映のケミー図鑑)では○○とガッチャンコするぞと書かれていた)、結局ガッチャードのフォームやCGとしてのワイルド態でも表現されずに終わったものが多数あった。
例えば、ズキュンパイアは狙っていたサーベライガーとガッチャンコ、ナインテイルはハピクローバーと、ウツボッチャマはオジーラカンスとガッチャンコすると決まっている。
ウツボカズラとシーラカンスがガッチャンコしたらウツボカシーラにしたのに!
101枚目のニジゴンは、100体のケミーが開示されたら登場する予定だったのではないだろうか。
当初からテレビ朝日では101枚目が単独で伏せられていたので。しかし何故か101枚そろえる前にニジゴンが登場し、かえって残りのケミーの余り物感が凄かった。
ニジゴン自体、100枚揃っていないと力が出ないゴンと言っていた回があったが、それって矛盾していない?
しかし全部のケミーカードがホークン側の所有になってしまうと、困ることもあった。
今回のマルガム怪人は、基本ケミーが人の悪意に取り込まれて怪人になるため、悪の側にケミーがいなくなると困る。そのためレプリケミーや102枚目のケミー、さらにはケミーがいなくても怪人が登場する方法が開発されたのだろう。
ライダーも最初はガッチャードただ一人と言われていたが、蓋を開けると、レギュラーで変身していないのはレンレンとサキママだけ。
>> 2389
グリストのキャラの掘り下げは殆ど無かったけど、まあ・・・
結局、ホークンの父親に関しては詳しく語られず、黄金の丘はその後一切触れられずじまい。
ネットで同意見の人々
https://x.com/kibanoheya/status/1827503907318460834
https://x.com/YDMT5010/status/1817563727597875360
私が一番謎だったのは、ミナトが下の名前か名字なのか不明のまま終わったことだねえ。
(そこかい?)
さて、長くなりましたが、「さあ、レンキンを始めようか!」はこれにて一巻の終わり。
次回からこのコーナー?のタイトルは「お菓子食ってナニカが出そう」になります。
まあ、やるこたあ多分同じ。
(パロディーサブタイトルの解題は明日になります)