#6”
rogu-sakuya
2019/07/11 (木) 19:56:08
宵の月照らす夜空 駆け抜ける白い影
止め処無く溢れ出す闇を穿うがつ銀の槍
流れゆく時すらも踊るように弄び
その姿捉えたならば
切り裂いた理ことわりは蔓延はびこる魔を振り払い
邪よこしまな者退け道開く騎士の解
捧げるは此この身映す鏡となる白刃
その手を血に染めて
愛すらも知らぬ獣身に宿し夜を往く
暁に溶ける意識 思考辿る引力
何方どちらが正しいのか分からないままに
己が意志貫くため何度でも繰り返す
反転してく精神は最早もはや誰の声聞き分けず
脳髄にただ焼き付いた面影だけ抱きしめて
どうしてここにいるのかすら思い出せず
斬って刺して薙ないで潰して壊して引き裂くの
貴女あなたと過ごした思い出の中で
永遠に成れたならよかったのに
終わらない喜劇 縋すがり付く様に
今日もリフレイン 紅い月浮かぶ夜よを
閉ざされた世界の中掴んだ手は幻
ただ一人舞台の上踊り舞うエトワール
擦すり切れたレコードは少しずつ歪んてゆく
矜持きょうじが狂気に染まる様に
守るべき者の為振るい続けた剣つるぎは
行く末を見失い記号とすら認められず
終わらない終わらせない何度でもいつまでも
さぁ前奏に戻りましょう
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