朝7時にインターホンが鳴りました。
カメラの画面を見てみると、今度は見知らぬ男ではなく、見慣れた兄の顔が写っていました。
私はふぅ、と息をつくと玄関まで行き、ドアの鍵を開けてやりました。
ガチャリ。
兄貴が家の中にはいると、私は深夜に起こった出来事を全て話しました。
「男が来たが、どうやら酔っぱらいが家を間違えたらしい」
私は笑い話のようにその話をしました。
しかし、兄貴はその話を聞いて笑うことはありませんでした。
そして兄貴は一言、こう呟きました。
「あー、なんか郵便受けに物的証拠みたいなのあるんだけど」
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