下書き「修行(マイレージ)」
修行(マイレージ)
修行とは、航空会社への金銭的服従と飛行機の閉鎖空間に伴う鬱を耐えるエクストリーム・スポーツのことである。
採点方法
「修行告白」「精神鍛錬」「目標達成」の3項目で採点される。
修行告白
「私は修行をしています」と自分から宣言するー300ポイント(SNSで宣言した場合、いいね数×100ポイント)
「修行しているの?」と尋ねられて、「はい」と答える。ー100ポイント
上記の場合に嘘をつくか答えないー-100ポイント(SNSで嘘をついた場合、いいね×100ポイント)
精神鍛錬
修行中の飛行機で、宗教団体(航空会社のこと)のインターネットサービスを利用しないー1000ポイント
上記に加えて、機内エンターテインメントと雑誌を利用しないー2000ポイント
機内で離陸している間ずっと瞑想するー5000ポイント
目標達成
永久高僧権を手に入れるー10000ポイント
最高の高僧になるー20000ポイント
始まるまでの経緯
B747の登場により、メタボのブルジョワの交通手段だった飛行機が大衆のものとなり、ブルジョワ達は長時間高密度の機内を避けるようになった。それに対抗する航空会社はマイレージ上級会員になることを達成することを「修行」と名付け、ブルジョワの(権威として利用するための)宗教心を刺激し、飛行機利用を活発にしようとした。航空会社は修行団体となった。
始まり
そこで、飛行機ファン達はブルジョワ並の権威を獲得しようと、強引な手段でマイレージ上級会員になり始め、「修行」を「修行」らしくした。また、世界各国の宗教団体が連合し、「星組教」、「唯一世界教」、「宙組教」を立ち上げた。これらは「空の三大宗教」とよばれる。また、UAEの宗教団体は「空の神よりも聖なる王を信仰せよ」という理由で空の三大宗教に加盟していない。
星組教
星が流れていくこの世界に人は何を残すべきかを考える宗教。ブルジョワ達は人生の意義を見失っている人が多いので、この宗教が最も宗教団体が多い。「空の結合」が創始者。
唯一世界教
世界を統一する真理を悟ることを目指す宗教。宙組教と「空の邪流」を取り合い、加入させることに成功した。「空の亜米利缶」が創始者。しかし、「空の宗教」を統一するまではほど遠い。
宙組教
宝塚の宙組の観客を増やすために始まった宗教。「本部があるから日本の宗教団体は来なくていい」という理由で日本には加入する宗教団体はない。「空の出田」が創始者。
航空会社の修行推進活動
沖縄の島々を空中浮遊する修行儀式、「ホッピングツアー」を宗教団体「空の邪流」が企画する。「空の穴」はそういった儀式は修行のあり方を変化させるとして行なっていない。
クリア特典
ラウンジ
修行時代を語り合い、酒を飲む部屋が主要空港には用意されている。ファーストクラスラウンジはブルジョワの溜まり場なので、同じラウンジでもかなり違う。
優先搭乗
宗教的に特別な存在として、煩悩の塊である群衆を避けるために認められている特典。しかしビジネスクラスを利用する場合は他のビジネスクラス乗客と同時になるため、エコノミークラスを利用しないと意味がない。また、エコノミークラスの乗客とは機内で出会うことになるが、当たり前になっているので、誰も気にしない。
手続き優先
修行を経験した者は危険なものを隠すという馬鹿な手法を使うとは考えられないから認められている特権。しかし多くの国は「修行の資金を汚い金で賄っているかもしれない」と考え、入国検査の修行経験者の優遇を行なっていない。修行経験者は入国検査を憎んでいる。
最近の修行関連の変化
最近の修行関連の変化
ウミガメに出会えて幸せになっていた空の穴はプレミアムエコノミーでもラウンジを利用できるようにしたため、修行意義は少なくなったと言える。
新型コロナウイルスと修行
新型コロナウイルスで収益が減った宗教団体はキャンペーンを開催し、修行を行う人を増やそうとした。しかし、修行中にコロナウイルスに感染してしまうと自分が叩かれてしまうどころか、死んでしまう恐れもあり、より「修行」をエクストリームにした。
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