『3代目 セルシオ(後期型)タクシー』
このタクシーは2003年8月にマイナーチェンジが行われたセルシオがベースとなっており、グレードはC仕様のものとなっている。全長が5015ミリと比較的大きく内装も広々としていて、エンジンはV型8気筒DOHC32バルブとパワー・トルクにおいても優秀である。現代はこのようなタクシーは殆ど見られない為か、一部の若い年齢層の客の中にはこのタクシーに乗る事を一つの楽しみとしている者も居るらしい。
〜主な装備、スペック〜
・型式:UA-UCF31・ミッション:6速AT・駆動方式:FR
・全長×全幅×全高:5015×1830×1160mm・ホイールベース:2985mm・車重:1850kg
・室内全長×室内全幅×室内全高:2080×1535×1160mm
・エンジン型式:3UZ-FE(超-低排出ガス車 U-LEV)・最高出力:280ps/5600rpm
・サスペンション形式:ダブルウィッシュボーン式エアスプリング
・ブレーキ形式:ベンチレーテッドディスク
・10-15モード燃費:8.9km/L
インテリアセレクションはC仕様に設定されている柔らかいセミアニリン本革(皮のなめしに手間をかけ、表面処理を減らした高級な皮)シートと後席パワーシートが装備してあり、お客様の事も考慮してマッサージ機能やシートヒーターなどのFパッケージオプションも装着(これらを作動させる際は別料金で、20〜30代のお客様にかけて100円、40〜50代のお客様にかけて50円、60代のお客様からは無料で提供されます)。
ドアはバキューム式エアードア(真空式)となっており、お客様が来たらすぐにスイッチ一つで簡単にドアを開ける事ができる。因みに仕組みはエンジンのインテークマニホールド内に発生する吸気負圧を利用してスイッチ操作一つで自動的にドアを開閉することができるというもの。乗務員の疲労軽減に繋がり、安全面でも優れている(運転姿勢のままドア開閉を行うことにより常に後確認でき、自動二輪や自転車などの突っ込み事故を防ぐなど)。
〜1分でわかるセルシオタクシーの活躍〜
このセルシオタクシーがジャパリワールドに導入された当初セルシオタクシーについての認知度は低かったが、初めて乗った客の大半はあまりの乗り心地の良さと内装の豪華さに心を奪われ、その評判は瞬く間に広まり、セルシオタクシー導入からたった数週間で利用者数が急増化。タクシーの利用者数ではこのセルシオタクシーがダントツになり、その後導入された新型のタクシーにもその記録を破られる事は無く、閉園までお客様に親しまれ続けたそうだ