Need For Speed Most Wanted U (NFSMWU) 交流

Japari World (けものフレンズ短編小説 図鑑・小話) / 19

19 コメント
views
4 フォロー
19
名無しのストリートレーサー 2018/10/14 (日) 03:21:56 ee9ee@da1bf

〜序盤に登場したストリート仕様のAE86とER34に乗っていたドライバーについて〜

 成富と翔大がセルシオタクシーを拾い、東区に到着して数分後に突如現れたストリート仕様の2台。AE86のドライバーは斉藤 葉月(さいとうはすき)、ER34のドライバーは大吉 琉偉(おおよし るい)と言う仮名を持っていて、両者共々47歳と中々いい年をしている。その後呆気なく暴走行為を繰り返したした二人はJWPRの連携により動きを封じられて一発免停を下されてしまう訳だが...。(えっ、一体彼らは何だったの?)そんなこんなで、今回は少し彼らについて触れて行こうと思う。

〜バカげてる少年と出会ってしまったのが事の始まり〜

 時を遡り、1984年に「ジャパリパーク」が開園された頃。当時15歳だった熊野御堂 淕(くまのみどう りく[現:斉藤 葉月])は「走り屋」に憧れる名古屋の田舎暮らしでごく普通な中学生であり、そのまま何気な〜く自宅から30km圏内の岬山高校へと進学して行った。岬山高校には自動車同好会という物があったがそこはただのヤンキーの溜まり場でしかなく、熊野御堂は友人と適当に駄弁って終わるつまらない日々を過ごしていた。
 そのまま高2になって、担任が変わると同時に体罰が悪化したり授業のつまらなさに嫌気が刺した熊野御堂は夏休みを境に高校をサボり始めるようになった。しかし休み続けて順風満帆な生活を継続して行うのは不可能に等しく、普段手出しをしてこなかった親が、ある日学校に行こうとしない熊野御堂に対して徹底的に殴る蹴るして病院送りにさせた。
 それから退院し、休み始めて8ヶ月ぶりに学校に行く事になった熊野御堂は登校日前日、気分転換に親の目を盗んで公道ゼロヨンを見に行って、あっという間に来てしまった登校日に寝不足でモタモタしながらこれからまたあの牢獄のような場所で生活していくのか〜...なんて思い学校に到着し、教室に入っては当たり前のように担任に拳骨を何発か貰って周りの生徒達に笑われながら着席すると、隣の席に見た事のないチャラ〜い奴が座っていた。熊野御堂はクソデカ溜め息を口に出さず脳内で吐いて、一時限目の数学は聞くこともなく氏んだ魚のような目で当時新型だった2代目FC3Sをノートにラクガキしていた。
隣席奴「お前、何描いてんだ?w(小声)」
熊野御堂「へぁっ?あ、いやぁ...ねぇ...あっ初めましてよろしく。。。あはは...」
担任「喋ってんじゃねぇぞォ!反省してんのか熊野御堂ォ?!」
熊野御堂「スミマセェン!?」  クラスの一同が笑いを必死に堪えた。
隣席奴「おい声でけぇよ...wてか、おまそれ新型のFCか?うめぇやん(小声)」
熊野御堂「そ、そうかな〜...wあっ...そういえば名前言ってなかった。。。俺は熊野御堂...。君の名前はなんて言うの...?(小声)」
島崎「島崎だ。島崎克樹(しまざき かつき[現:大吉 琉偉])。ま〜俺は色々あって熊本から転校してきたんだけどな...(小声)」
熊野御堂「そ、そうなんだ...事情は聞かないけど宜しく克樹君。(小声)」
島崎「何緊張してんだw島崎でいいぞ。そういえば昨日お前の事西廻りバイパスでゼロヨンやってた時見た気がするんだが...?(小声)」
熊野御堂「お〜!?おうおう!居た居た、居たぞw俺wあの場所でゼロヨン毎週やってるのは日常茶飯事だけど毎回毎回警察無沙汰になったりお祭り騒ぎなもんだよなぁwしかし昨日のFC、ドリフトしながらぶつけまくってたけど何だったんだろうなぁ?(中声)」
島崎「お前急に饒舌多弁になったなぁwやっぱりか。実はだな...(小声)」
熊野御堂「実は...?(迫真)」
島崎「勿論無免許だが、俺あのFCで毎週走ってんだぜ...w」
熊野御堂「うん...?え???」
島崎「実はだな...。俺のオヤジが[島崎ワークス]っていうチューニングショップ経営してんだ。んで4年前くらいからかな?まぁそれ位の時期から我らが島崎ワークスに毎週やってくる結構若そうな走り屋さんなんだが、名前も住所もずっと教えてくれないんだ。あだ名は島崎ワークスの常連さんって事で「島ジョーさん」って呼んでるが...おっとチャイムが鳴った。とりま休み時間に学校抜けて俺のFCの所来ない?色々説明してやるからw」
熊野御堂「お、おう!

通報 ...