那智「クソクソっ!!逃げやがった!!」
カラカル「あ!那智!サーバルが目を覚ましたわよ。」
那智「そりゃよかっ····じゃなくて,カラカル。急いで離れろ!」
カラカル「へ?」
那智「早く!!」
カラカル「わ,分かったわ···。」
そうカラカルがサーバルのもとを離れようとした。
「行かないで···。」
カラカル「え?」
バコーン!!
カラカル「キャアー!!(ドサッ)」
サーバルがカラカルの顔を思いっきり目掛けて殴った。カラカルは少し浮いて倒れた。
那智「カラカル!!!」
カラカル「わ···私は平気よ··。」
カラカルは立ち上がろうと起き上がった。するとサーバルがカラカルに目掛けて走ってきてカラカルの背中にキックをした。
カラカル「ゲッホ!!」
那智「やめろサーバル!!!目を覚ますんだ!!!」
サーバル「·····」
またサーバルはカラカルのもとに近づいて行こうとした。手には木の棒を持っていた。那智はそれを見た瞬間走ってサーバルの持っている木の棒を取り上げようとした。
那智「こんなもの捨てろ!サーバル!!」
サーバル「······」
そうしていると隊員達が来た。
隊員1「居たぞ!!····ってあれは違う奴だ···」
隊員2「でも···なんか変じゃねぇか····?」
そう言っているとサーバルが木の棒を捨てて隊員達に目掛けて飛びかかった。着地したとの同時に目の前に居た隊員達を刺した。
カラカル「サーバル····!お願いだから目を覚まして···!」
凄いスピードで全員の隊員達を切り刻んで片付けた。地面は真っ赤で染まった。
那智「カラカル立てるか?!逃げるぞ!!」
カラカル「立て····ない···。」
那智「分かった!今すぐ行くからな!!」
カラカルに向かって走っていると横からサーバルが押しかかってきた。那智は倒れた。そしてサーバルも倒れた。サーバルは先に起き上がると那智の服の首本を掴んで持ち上げた。
那智「(駄目だ···俺はサーバルに頃されるんだ···)」
那智は目を閉じた。
サーバル「····だよ···」
那智「??!」
サーバル「嫌だよ····頃したくない···頃したくないよ···!!」
服を掴んでいた手は離れてサーバルは座りこんで泣いた。どうやら催眠が解けたらしい。
那智「大丈夫か?サーバル?」
サーバル「う,うん····私今まで何をしていたんだろう····」
那智「エクストラセーバルに催眠をかけられていたんだよ。」
サーバル「そうだったんだ·····この肢体も私が頃しちゃったの····(プルプル··)」
那智「····うん····あとカラカルにも酷いことしていたから謝ったほうが良いよ···。」
サーバル「·····私って最低なフレンズだね······大切な友達を傷つけたり,無差別に人を頃したりして····」
那智「だけどそれは全部アイツのせいでなった事だ··。たから最低なのはサーバルじゃない···。自分を攻めちゃ駄目だ···。」
サーバル「うん····ありがとう·····那智····うううう···(号泣)」
サーバルの目からは沢山の涙が溢れていた。那智は軽くサーバルの頭を撫でた。
カラカルは自力でようやくなんとか立てて那智の横に居た。
カラカル「(エクストラセーバルは必ず倒すわ···。)」そう心に誓った。