10分後 観光エリア東区 博物館付近
早希「そこを左折したら博物館につくわ。」
エクスプローラーは左折した。博物館が見えた。
那智「あ,あのジムニー···。」
ジャパリパークのロゴが入ったジムニーが入り口真ん前に停められていた。
早希「私達も降りて行きましょ!」
那智「ああ!」
ジムニーの横に停めてエクスプローラーから降りた。そして少し小走りで博物館の中へ入った。中は静まり返っていた。博物館のスタッフも居ない。
早希「翔大ー!成富ー!どこに居るのー?!」
大声で呼び掛けたが返答がない。
そして色々コーナーを回って呼びかけた。だけど声は帰って来なかった。一周してきて歴代パーク車両が展示されているコーナーにやって来た。
早希「おかしいな····どこに行ったのだろう····」
那智「展示車の下とかは?」
早希「もしかしたらそうかも····」
一台一台の下を見ていった。
早希「翔大ー?成富ー?」
「早希さーん!!」
声がした方向を見ると別のコーナーから成富と翔大が走ってきた。
成富「早希さーん!」
早希「成富!翔大!!!」
二人は早希に走ってきて早希のほうからハグをした。
早希「二人とも無事で····よかった··!(泣)」
翔大「ごめんなさい早希さん····泣」
成富「早希さんも無事でよかったです···!」
那智は少し微笑んでそれを見ていた。
成富「そう言えばこの人は誰ですか早希さん?」
早希「この人は那智さんだよ。私の職場の仲間。フレンズの飼育員なんだ。」
那智「どうもはじめまして,翔大君と成富君。」
翔大「今回は本当にご迷惑おかけしました····。」
那智「どーってことないよ,気にするな。」
二人は那智と握手をした。
成富「ねぇねぇ!那智さんってどんなフレンズを飼育しているの!」
那智「ネコ科のフレンズとか色々だよ。」
成富「すっごーい!!!」
早希もその会話を見ていて微笑んだ。