早急走り去っていったMR2が物凄いスピードで戻って来た。そして成富は一瞬だけMR2のリアスポイラーに何かが居るのを見た。
翔大「どうしたんだ?」
成富「いやさっき走り去ったMR2通ったじゃん,だけど何故か凄いスピードでこっちに戻って来たんだよね···。」
翔大「危ねぇな···。」
成富「だな···。」
その会話が終わった直後に外で悲鳴が聞こえた。外を見てみると通行人が沢山逃げている。車もかなりのスピードで逃げている。
翔大「な,なんだ?!」
成富「わ,分からない···。」
ウーウーウー!!サイレンを鳴らしながらJWPRの180系クラウンとスイフト(3代目)とキャンターの武装パネルバン型とレンジローバーが走り去っていった。キャンターの武装パネルバンには英語で「セルリアンハンター」と書かれていた。
成富「どうする?!」
翔大「カフェの中に居れば安心だろ···」
キキキ~!!ブォーン!音を響かせながらコンビニに止まっていたフィット(初代前期)がバックをした。だが明らかに勢いがつきすぎている。
翔大「逃げろー!!!」
二人は席を急いで立ってその場から離れた。
悲鳴が聞こえたとの同時にガッシャーン!!!バリン!!と言う凄い音がしてフィットがリアからカフェの中に突っ込んだ。
成富「あわわわ····」
翔大「あともう少し遅かったら···」
成富「と,とりあえず外に出よう!そしてジムニーに乗ってこの付近から脱出しよう!!」
翔大「OK。」
カフェのドアを開けて外に出た。外では悲鳴と車の盗難防止装置の音や空には黒い煙が浮かんでいたりまるでこの世が終わるのではないかと思うくらい酷かった。
翔大「さっきより外の風陰気が変わっちまったな···。」
成富「そうだな···ってとりあえず早くジムニーに!!」
二人は走って道路を横断してジムニーを停めてある駐車場にやってきて急いで鍵を開けて乗り込んだ。
成富「フレンズが人を襲ってる?!」
翔大「あまり見るなよ!」
鍵を差し込んで回した。だが調子が悪いのか掛からない。
翔大「クソ!こんな時に!」
もう一回したが掛からない。
成富「フレンズが3匹こっちに寄ってきてる···!?」
翔大「クソッタレめ··!!掛かれって言ってんだよ!!!」
キュトトトトト,シュル,ブロォーン!!」
翔大「おっしゃ!!!」
バン!天井に何かが乗った音がした。
成富「上に何か乗ったー!!!!早く早く!」
翔大は素早く1速に入れてアクセルを思いっきり踏んだ。
ギャギャキャ~!!タイヤは悲鳴を響かせながらホイルスピンして発進したとの同時に何かが落っこちる感じがした。でも成富は後ろを見なかった。近づいて来たフレンズは左右に回避した。そのままジムニーは道路に出て走り去った。