獣道を7分程下っているとアスファルト舗装が見えた。よく見るとそこのフェンスも破壊されていた。
早希「ここはちょっと峠になっている作業員用の道路だわね。あ,ここもフェンスが···。」
那智「子供達は無事のようだな。」
エクスプローラーはアスファルトに乗り上げると更に加速した。そしてコーナリングではブレーキ音を響かせながら曲がった。
······
····
···
その頃 翔大と成富は
成富「ようやく観光エリアに帰ってこれたね。」
翔大「ああ。一時はどうなるかと思ったけどよかった···。」
成富「次からは勝手な行動をしない事だね。」
翔大「はい···反省してやす···(しょぼん)」
二人は観光エリア中央区のとある道路を走っていた。通行人は二人のジムニーが珍しい事か写真をとる者や見る者も居た。
翔大「そういやお腹すいたな····」
成富「じゃあ見えてきているそこのロー●ンでなにか買う?」
翔大「お,良いね。じゃあ左折して入るか。」
左にヴィンカーを出しながらロー●ンの駐車場に入った。駐車向きはバックして前向きに停めた。二人はジムニーから降りた。翔大がジムニーの鍵を閉めてなんとなくロー●ンの前にある店を見てみた。
翔大「なぁ,あれってカフェだよな?」
成富「カフェだな。」
翔大「ちょっとケーキと紅茶が飲みたくなってきたな···//」
成富「じゃあカフェ行く?」
翔大「おう。」
二人は車の流れを見て道路を横断してカフェのドアの前についた。そしてカフェのドアを開けた。
二人「おお~。」
店員「いらっしゃいませ。」
二人は奥から3番目のちょうどロー●ンと車道が見える席に座った。数秒も経たないうちに翔大はメニュー表を取った。
翔大「う~ん···どれにしようかな~···」
成富「もう食うのかよw。どれにしようかなって言っていたけど早急「レモンティーとシュークリームが食べたい」とか言っていたじゃんw。」
翔大「まずレモンティーとシュークリームじゃないぞ。紅茶とケーキだ。」
成富「あ····悔しいです!!」
翔大「何故に?!」
成富「それより俺もう決まったわ。」
翔大「早っw?!」
成富「兄貴は決まったの?」
翔大「俺は·····チョコケーキと紅茶かな···。」
成富「じゃあ店員呼ぶね。」
翔大「ああ。」
成富「すいませーん。」
呼ぶと店員がメモ帳とペンを持って席の前に立った。
店員「ご注文は?」
成富「チョコケーキ一つと紅茶二つとパフェ一つください。」
店員「はい,かしこまいりました。では最後に確認しますね。チョコケーキがお一つ。パフェがお一つ。紅茶がお二つで間違いないでしょうか?」
成富「はい。」
店員「ではしばらくお待ちください。」
店員はカウンターの奥に行ってしまった。二人は待っているのが暇だったので外を見ていた。
成富「あ,MR2だ。」
翔大「お,本当だ!スゲェスゲエ!」
MR2(2代目後期)は結構なスピードで去っていった。
翔大「MR2見たの久々だな~。もう最近見ないからな~···」
成富「そうだな~。···ん?」