ピットにて
ハン「學 お疲れ様」
學「ハーハーハー···何言ってんの? まだ6時間半はあるんだよ···? まだおわってねーよ···」
奏多「おい大丈夫か? 相当疲れてるみたいだけど··?」
學「無理しないで勝てるかよ··· それより蒼の方見てやれ···ハーハー···CJ 水くれ」
CJ「ほらよ」
學「さん··きゅ ···プハー生き返ったーー!!」
ナイトキッズピット
メンバー1「中里さん!!なんすかあの突っ込み!!スゲーよ!!」
中里「よく覚えてない···少し休ませてくれ···」
クルー「サスにダメージ行ってないといいが」
十三鬼将ピット
舘「途中までは付いていけてたんだがな 雨がな」
藤巻「アンタ雨男じゃないの?」
舘「まじか··ってなんで藤巻さんいるわけ?」
藤巻「岩崎急遽人数が欲しいってんで」
アキオ「···Kは?」
舘「アイツは···ピットに入れとくとめんどくさいからそこへんフラフラしてるだろ」
K&K「扱い酷くない?」
藤巻「戻ってきてたんだ」
K&K「珍しく気を効かせて弁当買ってきました···たく冗談じゃねえ」
埼玉栃木連合ピット
久保「お疲れ様でした須藤さん···ナイトキッズの中里に一瞬してやられましたがピットでなんとか取り戻せたようですな」
須藤「··」
久保「···愛想悪い人やな まあ今回のレースにはこれ以上とない人材ですが」
豪「というと?」
久保「今回のレースは天気が荒れる可能性が高かったんですわ そこに軽量コンパクトでさらに4WDのランエボは相性抜群ですわ そこでランエボのスペシャリストが必要だった」
豪「それが須藤京一って訳か」
久保「ドライな路面ではショートホイールベースのエボ3は長いストレートでは不利ですが 予想に反して早く降ったこの雨···どうやら風はこっちに吹いとるようですな」
凛「···フフッソイツはどうかな」
久保「凛さん なんかあるんですかい?」
凛「久保さん··アンタならとっくに気づいてるハズだぜ? 一周の大きな差を埋めてきたNSXのことをさ」
久保「確かにあの學っちゅうドライバーはすごい そこは認めましょうですが凛さん このヘビーウエットの中 NSXを操る負担は相当なもんです 確かにドライならキレた走りをしますがウエットとなれば手におえません しかも耐久レースとなれば尚のこと··· あのNSXが前にでるちゅーならそれはプロジェクトD以上の天才ドライバーの話になりますがな」
凛「ようするに耐久レースそれもこの状況ならドライバーへの負担が少ないランエボの方が有利と まあセオリーではそうだ しかし それを覆すのはC1という特殊なストリートだ···」
豪「兄貴···アンタどっちの味方なんだ?」
凛「フッ 少し懐かしい名前を見つけてな 甲木··奏多か··」