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それではまず「あまいみつ的観点」から

ここの話は即ち、私に魅力があるか、ということだ

ざっとステータスとしては

顔は中の中、或いはそれ以下

肌はあまり綺麗とは言えず

身長は平均的

太ってはいるものの着痩せするので

服さえあれば平均的…に見える

コミュニケーション能力は

同学年の異性と差し支えなく話せるレベルにはあり

運動能力は可もなく不可もなく、と言った様子だ

因みにこれらは謙遜も誇張もしていない

なるべくありのままを綴ったつもりだ

どうだろうか。

感想は個人個人で考えて頂きたいが、

私としては

クラスのモテる男子のような輝きはないものの、

極端に他より劣り見苦しい部分もないと思う

情報としてはこれぐらいだろうか。

申し訳ない、ここで一つ文章の構成に訂正がある
私は「それではまずあまいみつ的観点から」といったが
メロメロ的要因も交互に出しながら話を進めようと思う。
この2つはかなり密接にある為である。
なのでかなり見づらいだろうが、許して頂きたい。

では本題に戻っていく

先ほどの情報を踏まえたうえで

「メロメロ的観点」の情報も聞いて頂きたい

ここの話は即ち、私がどのような行いをしているか、ということだ

簡単に書くとすれば

今まで異性にアプローチした経験は無し

「○○のことが好きなのでは」というような噂が流れた経験もない

恋愛相談は受けたことがあるが((実際はほぼ相手の胸キュンストーリーの消化))

恋話のネットワークは極めて狭い

基本何もかも笑いやギャグに変えるスタンスで

異性の前では程度をわきまえているつもりであるものの

下ネタは比較的多い

どうだろうか

これらの事実から

「大きい強みもないのに、積極性が無い」

ということは、少なからず分かってくるであろう。

これだけでもう十分に

何故非リアなのか、については説明がついただろう

なのでこの話はここで終わりだ

それではまた不毛な話に戻っていく

私はこれらの現状を持っていながら

意中の相手をもっておらず

欲もまた強くないのだ

なお性欲については人並みかそれ以上ある

これは思春期である以上避けることはできないことだ

ではもう恋愛及びリア充とは無縁ではないかと

何故首を突っ込んだのかと

そう思う方もおられるかもしれない

しかしそうではない

寧ろそれが問題なのだ

私だってそういった関係への憧れはある

だがそれは憧れで留めることができる

人間の面白いところは欲深い部分だと私は思う

つまり今の私はクソおもんないのである

人としてクソおもんないとは実に残念だ

ここで私は気がついたのだった

私が抱いた不満は自分が非リアであることではない

自分が人として豊かではないということだったのだ

当たり前のように見える事実だが、私にとっては

これはとても大きな気づきだった

この気付きは、自分が恋愛という考えに求めているものだけでなく

自分が人生に求めているものも教えてくれたのだ

そうだ、

私はリア充になりたいのではない

私は人として豊かになりたいのだった

ここでようやく気がついた

これは嘘でも格好つけでもない

心の底から静かに溢れている

私の数少ない欲そのものだった

そしてそれはとても大きなもので

他とは比べられなかった

金が欲しい？名誉が欲しい？彼女が欲しい？

あぁ欲しいとも！是非全て手に入れたい！

だがそれが叶ったところで満足する気も更々ないし

叶わずに嘆く気も更々ないのだ

豊かになりたい

その考えは私の好き嫌いの辻褄を全て繋げてくれた

努力や笑顔を全肯定する思想

素晴らしいものだが、私は素直にそれを噛み砕くことはできなかった

それは何故か

豊かでないと思ったからだ

ここで豊か、の本当の意味を見てみよう
ゆた‐か【豊か】
［形動］［文］［ナリ］
１ 満ち足りて不足のないさま。十分にあるさま。「黒髪の豊かな女性」「緑豊かな森」「才能の豊かな画家」「国際色豊かなマラソン大会」
２ 経済的に恵まれていてゆとりのあるさま。「豊かな家に育つ」「豊かな生活」「給料日後で懐(ふところ)が豊かだ」
３ 心や態度に余裕があって、落ち着いているさま。「豊かな心を育む音楽」「心豊かに余生を過ごす」
４ 量感のあるさま。「豊かな花房」「腰の豊かな丸み」
５ 他の語に付いて、基準・限度を超えているさまを表す。「六尺豊かな大男」

((https://kotobank.jp/word/豊か-651934　より抜粋))

つまり豊かとは

満ち足りている、不足がない、余裕がある、量感がある

ということだ。

努力や笑顔を全肯定する思想は

プラスの感情が豊かである反面

マイナスの感情が貧しいといえる

マイナスを踏まえたうえなら良いのだが

全肯定、となるとやはり違和感を感じるのだ

私の欲している豊かさとは、人間臭さでもある

プラスもマイナスも豊富に持ち合わせており

それでもマイナスを無視せず、プラスも求める

チグハグしていて、グチャグチャした感じこそが、最高に豊かなのだ。

黒でも白でもなくていい、灰色でもいいし虹色でもいい

何でもありな考えこそが、感情を、そして思想を爆発させるのだ。

そうしてそれらは満ち足りて、量感があり不足なく余裕をもたせるのだ。

色々とスッキリしたので、もうここらでお終いにしようと思うのだが、

最後に2つ、訂正をしたい。

まず、不毛な話に戻っていく、と言ったこと

この話は私にとってとても有意義なものになった。

勿論読んでいるあなたにとってもそうなって欲しいのだが

少なくとも不毛ではなくなったので、取り消したい

そしてもう一つ

決してリア充という形に大きな夢は抱いていないといった

だが人として豊かになるには、そういった経験が最短ルートだと思う

ということで訂正。

私は、今猛烈にリア充になりたい。

以上でこの話をお終いとする

そして今これを読んだあなたに

最後まで見てくれて、本当にありがとう。

それでは。

あ〜リア充いいな〜俺も彼女ほしいよぉ〜

俺も豊になりたい