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最近、シリーズ物の夢を見るようになっま。

つまり、前に見た夢の続きを見るのである。

本当はこちら側が夢なのかもしれないが、分かりやすくするため、こちら側を現実としてあちら側を夢としよう。

夢の世界では、その時代に1人くらいの割合で（つまり70億人に1人以下）、空を飛べる人が生まれるらしく、俺は空を飛べた。

飛べると言っても全てが自由なわけではなく、多少は体力を消耗する。しかし、走ることに比べたら体力をほとんど使わずに、走るのと同じ距離を飛ぶことができる。具体的には、走ることの10分の1程度なのは言うまでもない。

言うのが遅れたが、あまりにも連続してこういう夢ばかり見るため、最近はもはや明晰夢であり、自分の意思で飛ぶことができている。

飛ぶと非常に気持ちがよく、心が満たされる。まさに走る感覚で飛ぶことができる。腕をバタつかせるようなことはない。ただ走るときと同じように腕を振るイメージだ。そんでもって大股な感じで走るイメージで飛ぶことができる。ふんわりと。

あとは空気を蹴って高さとかを調節することができる。その気になればめちゃくちゃ高く飛ぶこともできるが、高くなればなるほど気温が寒くなる。ただ、なぜか酸素は薄くならない。（ちなみにリアルでは高所恐怖症だが夢の中ではどんなに高くなっても全然怖くない）

そこでの俺は高校生で、空を飛ぶ能力を活かして昼休みにパフォーマンスして生徒たちのアイドル的な存在だし、色んな運動部から誘われてるけど、「僕は忙しいのだ」と言っていつも断ってる。

しかも、夢の世界だとなぜか俺だけ授業受けなくてもOKらしく、みんなが授業を受けてる最中に俺は学校の屋上を飛びながら駆け回ったり、壁を走り抜けたり、他の教室（しかも3階だぜ？）にこんにちはしたり、とにかく授業中は学校の敷地内を駆け巡って、昼休みや体育の時はパフォーマンスをするのが俺の快感だった。

そんな俺の前に、1人の男が現れた。女なら良かったのにと思った。

今のところはここまで夢に出てきた。次の夢はいつ見れるか楽しみだ