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「こんなのも流行ってるし可愛いですよ！着てみると意外にしっくりきますよ！」
この一言で、「そうかな…じゃあ今度チャレンジしてみようかなあ」
と、しばらく停滞していたお洒落の意欲が湧いてきた。

仕事に家事にと過ごす日々からあっという間に40半ばの年齢になってしまった。
若い頃は痩せていたのに、段々と太めに変化する体型にがっかりしつつも見ないフリでやり過ごしてしまっていた。
服装も無難に無難に…と、私自身が楽しんで着る事から遠ざかっていたように思う。

ある日、習い事の教室で２０代の若い女性達と話していた時のこと。
彼女達が広げていたファッション誌とスマホの画像に目が行き「可愛いね。こんな素敵なの若かったら着てみたいなあ」
「でも無理ね、私じゃこれはね…」
何となく口から出た言葉に冒頭の言葉がハキハキとかけられた。
「上下の一部だけ取り入れたり、色や丈を考えて着ればオッケーですよ。」
「そうそう、バランス考えて着てあとは気合いですよ！気合い！私達もそんな感じですよー」
明るく話す彼女達と、指差す服のコーデスナップに目が吸い寄せられた。

こんな他愛ない日常的会話だったが、ここで自分の中のお洒落欲がむくむくと湧いてきた。
「どうせ私には似合わない」
ではなく、似合わせる為にどんな工夫や取り入れ方をすれば良いかを楽しんで思考できるようになった気がする。
cawaiiのサイトに出会って、大人のお洒落の仕方を更に勉強中。
少しずつ服のバリエーションも増え、今、この年齢の自分自身を心から楽しめるようになってきた。
あの日かけられた言葉を大切にしていきたいと思う。