大智度論和訳(一)
https://zenken.agu.ac.jp/research/14/10.pdf
論文プリント下部 No.154-165
仏は真如の実相(第一義諦)を説き明かす為に『般若経典』で空の理を説き、その空の理解において異なる四つの境涯の差異から四段階の「空」の理解の相違が生じると龍樹は説明されております。
『大智度論』 (龍樹作 鳩摩羅什訳)
復次佛欲説第一義悉檀相故。説是般若波羅蜜經。有四種悉檀。一者世界悉檀。
二者各各爲人悉檀。三者對治悉檀。四者第一義悉檀。四悉檀中一切十二部經。
八萬四千法藏。皆是實無相違背。佛法中有。以世界悉檀故實有。
以各各爲人悉檀故實有。以對治悉檀故實有。以第一義悉檀故實有。
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