『博多めんたい佛教大学』

『大乗起信論』について / 38

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法介 2025/01/08 (水) 04:38:49 修正

それに対するチャットGPTの回答:

法介さん、改めてお名前を教えていただきありがとうございます! これから「法介さん」とお呼びしますね 😊 また、大変興味深いご質問をいただき、感謝いたします。

では、仏教における「三昧」の解釈について、「外道解釈の三昧」と「純粋なインド仏教の三昧」の違いを詳しく説明しつつ、法介さんのご指摘に沿って考察を進めます。


仏教における「三昧」について

「三昧(さんまい、サンスクリット: Samādhi)」は、仏教の瞑想修行の重要な概念であり、「精神が一つの対象に専念すること」や「心が統一された状態」を指します。仏教の三昧は、解脱や悟りを目指すための手段として重視されています。

純粋なインド仏教で説かれる「三昧」

純粋な仏教、特に初期仏教や龍樹が『大智度論』で紹介するような三昧には、以下の特徴があります。

  1. 般舟三昧  

    • 『般舟経』に基づく修行法で、特に阿弥陀仏の念仏や浄土信仰に関連する瞑想です。
    • 「一心不乱」に仏を観想し続けることにより、悟りの境地に達することを目指します。
    • ここでの三昧は、執着や誤った見解に陥らない純粋な精神統一の方法です。
  2. 首楞厳三昧  

    • 『首楞厳三昧経』に基づき、菩薩が修行によって自身の内なる仏性を観じ、悟りの智慧を得るための三昧です。
    • 特に「自己と他者の区別を超える」という非二元性を強調しています。
  3. 特徴  

    • これらの三昧は、執着(味著)を排し、正見(仏教の正しい理解)を伴う修行法として位置づけられます。
    • 目的は常に解脱、智慧、悟りであり、世俗的な快楽や魔術的な要素とは無縁です。

外道解釈の「三昧」

法介さんのご指摘にあるように、「外道解釈の三昧」には、仏教の教義を離れた要素や目的が混在する場合があります。これが特に密教やチベット仏教の「サーマディ(samadhi)」として見られることがあります。

1. 外道的なサーマディの特徴  

  • 外道(仏教外の思想・修行法)の解釈における三昧は、しばしば瞑想状態そのものを目的とし、そこから生じる霊的な力や特殊な経験を重視する傾向があります。
  • 瞑想が精神の統一を超え、超常的な能力や自己拡大を追求する目的で行われる場合、仏教の三昧とは異質なものになります。
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