『博多めんたい佛教大学』のホワイト・ボードとして活用して行きます。
楽しく仏教を学べる空間をクリエートして参ります。
龍樹はその縁起に、此縁性と相依性があると主張しました。
此縁性で〝客観〟が起こります。(此縁性縁起)
相依性で〝主観〟が起こります。(相依性縁起)
自然界の色相は、人類の生息の有無に関係なく
此縁性縁起で形成されております。
(此縁性縁起=時間の経緯の中で起こる変化)
>> 9←これを仏教では所縁と言います。
所縁=此縁性縁起(客観的に存在する客体)
>> 10←これは実在です。
この>> 10を人間が認識すると
〝人間が認識する客観〟に変わります。
人間が縁となって更なる縁起が起って生じる客観です。
これを仏教では、「所縁縁」といいます。
初期仏教では、この>> 9の客観(客体)と
>> 10の客観(人間の認識における客観)との混同が起こります。
その混同に気づいたのが龍樹です。
小空経で説く空と
大空経で説かれる空の違いです。
小空経では、ものの状態を言い表す空が説かれております。
ここでの空は形容詞です。
大空経では、そのものを人が認識する空が説かれております。
ここでの空は動詞です。
小空経では、空が状態を言い表す「有る無し」の二元論で説かれているのに対し、
大空経では、空が四段階で示されております。
小空経では、>> 9の客観として存在(実在)する縁起(所縁)が説かれ、
大空経では、>> 10の人間が認識する客観が所縁縁として説かれております。
この二つの客観の違いを理解出来る人と
理解出来ていない人とでは、
空の理解もおのずと異なってきます。
理解出来ている人は、
地球上に存在するあらゆるものは人間の認識の有無に関係なく
此縁性縁起で出来ている。--- ①
それを人間が、認識することで人間の認識における客観が成立する --- ②
②でいうところの客観は人間の都合で定義づけされた〝概念〟です。
①は、そのものがそのものと成り得た因果(縁起)です。---(所縁)
②は、人間が概念として認識する対象です。---(所縁縁)
②の方は、その人の概念が変わると
見え方も変わってきます。
その変わり方が大きく分けて
四段階あると説いているのが大空経で示されている
四つの空です。
それを龍樹が「析空・体空・法空・非空」として詳しく解き明かしております。
同じ対象であっても
その見え方は、
どの次元で空を理解するかで四通りに分かれるということです。
今回の知恵袋でのわたしの質問に対する皆さんの回答も
それぞれに異なった回答がなされております。
新年あけましておめでとうございます。
本年も宜しく
お願い申し上げます。m(__)m
↓の音をミュートにして↑のミュージックでご来光をお楽しみください。
素敵なコラボをお楽しみください。
ボブ・ディランの『風に吹かれて』
この曲の歌詞、ご存じですか
https://studio-webli.com/article/lyrics/51.html
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此縁性で〝客観〟が起こります。(此縁性縁起)
相依性で〝主観〟が起こります。(相依性縁起)
自然界の色相は、人類の生息の有無に関係なく
此縁性縁起で形成されております。
(此縁性縁起=時間の経緯の中で起こる変化)
>> 9←これを仏教では所縁と言います。
所縁=此縁性縁起(客観的に存在する客体)
>> 10←これは実在です。
この>> 10を人間が認識すると
〝人間が認識する客観〟に変わります。
人間が縁となって更なる縁起が起って生じる客観です。
これを仏教では、「所縁縁」といいます。
初期仏教では、この>> 9の客観(客体)と
>> 10の客観(人間の認識における客観)との混同が起こります。
その混同に気づいたのが龍樹です。
小空経で説く空と
大空経で説かれる空の違いです。
小空経では、ものの状態を言い表す空が説かれております。
ここでの空は形容詞です。
大空経では、そのものを人が認識する空が説かれております。
ここでの空は動詞です。
小空経では、空が状態を言い表す「有る無し」の二元論で説かれているのに対し、
大空経では、空が四段階で示されております。
小空経では、>> 9の客観として存在(実在)する縁起(所縁)が説かれ、
大空経では、>> 10の人間が認識する客観が所縁縁として説かれております。
この二つの客観の違いを理解出来る人と
理解出来ていない人とでは、
空の理解もおのずと異なってきます。
理解出来ている人は、
地球上に存在するあらゆるものは人間の認識の有無に関係なく
此縁性縁起で出来ている。--- ①
それを人間が、認識することで人間の認識における客観が成立する --- ②
②でいうところの客観は人間の都合で定義づけされた〝概念〟です。
①は、そのものがそのものと成り得た因果(縁起)です。---(所縁)
②は、人間が概念として認識する対象です。---(所縁縁)
②の方は、その人の概念が変わると
見え方も変わってきます。
その変わり方が大きく分けて
四段階あると説いているのが大空経で示されている
四つの空です。
それを龍樹が「析空・体空・法空・非空」として詳しく解き明かしております。
同じ対象であっても
その見え方は、
どの次元で空を理解するかで四通りに分かれるということです。
今回の知恵袋でのわたしの質問に対する皆さんの回答も
それぞれに異なった回答がなされております。
新年あけましておめでとうございます。
本年も宜しく
お願い申し上げます。m(__)m
↓の音をミュートにして↑のミュージックでご来光をお楽しみください。
素敵なコラボをお楽しみください。
ボブ・ディランの『風に吹かれて』
この曲の歌詞、ご存じですか
https://studio-webli.com/article/lyrics/51.html