法介
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2024/12/06 (金) 03:36:32
ここで言う「四種の十二因縁」とは、智顗の『四教義』巻第二に、
問うて曰わく、何処の経論に此の四種の四諦を出だすや。答えて曰わく、若し散説せば、諸の経論の縁に趣く処々に、此の文義有り。但し一処に聚(あつ)まらざるのみ。『大涅槃経』に慧聖行を明かして、五味の譬えの本と為さんと欲す。是を以て次第に分別して、此の四種の四諦を明かす。『勝鬘』にも亦た四種の四諦の文有り。所謂る有作四諦・有量四諦・無作四諦・無量四諦なり。
とあります通り次の「四種四諦」の事を言います。
<四種四諦>
生滅の四諦=四諦の因果がすべて生滅ありと観察する蔵教の四諦観
不生の四諦=四諦の因果がすべて空で生滅がないと観察する通教の四諦観
無生の四諦=四諦の因果に無数の差異があると観察する別教の四諦観
無作の四諦=四諦の因果がすべて実相であり不可思議と観察する円教の四諦観
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