オモシロオブジェ
名前のダサさから誰も欲しがらなくなり価格が高騰したと言われているが、真実は更に滑稽なものである。200年前、“デビアス・オモシロオブジェ社”という鉱石流通を主とする大企業がこの鉱石に目を付け、あまつさえ商標登録までしてしまったことが発端であった。これによって、オモシロオブジェという名が付けられてしまい、鉱脈も全て買い取られてしまったため誰も手が出せなくなってしまったのである。そのためオモシロオブジェの価格は完全に企業の気分次第となってしまい、名前のダサさも相まって“この鉱石に手を出すのは本物の金持ちかタダの間抜け”とまで言われてしまう運びとなった。ちなみに、変な形をしていること以外の見た目はオリハルコンと全く同じであるにも関わらず、“デビアス・オモシロオブジェ社”が「この鉱石はオモシロオブジェである」と言い張っているため、オモシロオブジェなのである。
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