では、最後に支店長の男が犯人だったと仮定して、次にその手口を追ってみたいと思います。
(前提として、支店長の男に関する情報が少なすぎるので大部分を想像に頼っています。ご了承願います)
以下、支店長の男の行動です。
【1】麻未さんが支店近くのバス停からバスに乗り込むのを見届けてから電話をかけます。
内容はオーナーからの伝言という形で、講習時間が2時に変更になった事、既にバスに乗ってしまったのであれば、どこかで時間潰しをしてほしい事、自分もオーナーに用事があるから、ついでに車を出して迎えに行くといった事です。
ここで麻未さんからサティに行ってぶらぶらしてますとの返事をもらいます。
【2】サティで麻未さんを拾って、そのまま車で本店へ向かいます(麻未さんは本店行きのバスに乗りませんでした)
ここで次はオーナーに電話をかけます。
内容は麻未さんが一緒にいる事、今から本店へ行く事、コーヒーの講習の準備をしておいて欲しい事です(オーナーがビルの上階の空室を用意します)
【3】本店の近くまで来た所で、麻未さんに彼氏から電話がかかってきます(車内で電話に出たと思われます)
ビルの中に着いた所でもう一度かかってきます。
【4】麻未さんとオーナーと三人でビルの裏口から上階の空室へ向かいます。
部屋へ入ると道具を持って来るからと言って、麻未さんをそこに残して、いったんオーナーと一緒に部屋を出ます。
部屋の外でオーナーと今回の事について相談します。
自分一人だけ部屋に戻ります。
【5】オーナーは自宅に帰ります。
部屋に戻った支店長の男は、麻未さんに男女交際かあるいは援助交際を申し込みます。
もちろん断わられてしまいます。
しかし密室の中でかわいい女子高生と二人きりという状況です。
色々あって我慢できなくなった彼は結果として麻未さんを殺害してしまいます。
手段は絞殺ではないかと思われます。
彼女の肉体に手を触れて密着する事ができるからです。
そしてその後は事後処理の流れになります。
以上の推理から、私は支店長の男が実行犯であり、オーナーはいわば共犯者で、犯行場所の提供者ではないかと考えました。
お互いに口裏を合わせる事もできます。
気になるのは支店長の男とオーナーの関係です。
二人はプライベートでも付き合いがあったのかどうか、あったとしたらそこでは麻未さんがどんな話題になっていたのか、それから支店長の男にアリバイがあったのかどうかです。
アリバイがあったら私の推理は全て崩れ去ります。
警察には是非オーナーと支店長の彼の電話の通信記録を調べて頂きたいと思います。
長文失礼しました。