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趣味のお部屋 / 9

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grffin01 2019/04/06 (土) 10:59:40

「風の中のマリア」(百田尚樹 著)
アリスではなくマリアのお話。
「サバイバー:宿命の大統領」の中で、ハチの生態に触れられていたのでそこからの連想です。

命はたった三十日。戦うことに迷っている暇なんてない。
『永遠の0(ゼロ)』と並ぶ感動作!

命はわずか三十日。ここはオオスズメバチの帝国だ。晩夏、隆盛を極めた帝国に生まれた戦士、マリア。幼い妹たちと「偉大なる母」のため、恋もせず、子も産まず、命を燃やして戦い続ける。ある日出逢ったオスバチから告げられた自らの宿命。永遠に続くと思われた帝国に影が射し始める。

私たちはただ務めを果たすだけ。ある日、突然やってくる終わりの日まで。

オオスズメバチの主人公を擬人化して描いた小説です。
本能のままに生きるハチだったからこそ、彼女はもしかしたら人間よりも一所懸命 生きたのかも・・・。
「発見」と「切なさ」、「感動」を、与えてくれる作品でした。

今は思想色が強い百田氏ですが、こういった作品も書かれていたのですね。
さすがです。
最近では『フォルトゥナの瞳』が映画化されました。

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