勝手に!広瀬香美楽曲研究会

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ももっち 2021/09/21 (火) 21:38:35

AP Bank Fes '08

2008.07.20 ライブエリアレポート

「続きまして、息があがったまま、みんなあがったまま行きましょう!僕が大好きなシンガーです。一緒にやれて光栄です。広瀬香美さん!!」と櫻井に促され、「冬の女王」が夏のつま恋に降臨した。
90年代前半のポップ・シーンに活気をもたらしたハイトーン・ヴォイスの広瀬香美だが、実は冬以外殆んど活動をしないアーティストとしても知られている。だからこそ非常に貴重なアクトだったわけだが……
そんな大層な雰囲気を一切出さずに、しかも、昨日より過ごしやすいとはいえ、この真夏の野外で白いダウン・ベスト!!!???
真夏に有り得ないアーティストが有り得ないスタイリングで、さらに天から降ってきたような有り得ない高音ヴォイスで歌い上げている。そしてフィールドを煽る煽る。フィールドは内輪を右に左にと応戦。
ちなみにこの日としては貴重なピーカンが、この「ダウンベスト・ライヴ」の時間に訪れていた。自然のイタズラは、今日も冴えている。

広瀬_「私、夏に歌ったことないの! 私が冬の女王様だって、みんなご存知?じゃあ何でこんな真夏に唄っているのかって理由聞きたくない?」
客_「聞きた~い!!」
広瀬_「優しい! ありがとう。ここ数年来、地球温暖化に伴い、冬が短こうございます」
客_「(大爆笑)それは大変だー!」
広瀬_「雪が溶けちゃうの、私困るんです。みんなが夏を好きなのはいいんだけど、このままわがままに地球を汚し続けると北極の白クマさんも南極のペンギンさんも、スライムみたいになって、大変な地球になっちゃうの。そして私、冬に歌えなくなっちゃうの。困るでしょ?」
客_「困る!困るー!!」
広瀬_「みなさんタオル持ってますよね?次、香美ちゃん、最後の曲なのよ!またスキー場でお目にかかりましょう!!冬の歌を唄うから、この1曲だけでもタオルで雪の花を咲かせてー!!“ロマンスの神様”!!!」
客_「うぉぉぉぉっーー!!!」

最高である。完璧な、本当に完璧なエンターテイメントとしての環境メッセージである。Bank Bandも大爆笑!
そしてダンサブルなディスコ・ビート・ポップを華やかに鳴らした。楽しいエコ、名曲を最高の演奏で披露――
初登場にして、ap bank fesの本質を一気に唄い語った広瀬香美は本当に本当に偉大で可愛い女王様だった。

「楽しく駆け抜けました。気持ちよく歌うことができて本当に楽しかったです」

◆白のダウンベストがさぞかし暑かっただろうと思ったんですけど(笑)。
「冬に仕事をしておりますので、その印象をどこかに持っていこうかとスタッフと協議いたしまして、皮ジャンは無理なので(笑)、ちょっと薄めのものでということで決定いたしました」

◆このフェスに誘われた時、冬に活動するというのがコンセプトのようにされていると思うので、夏に出るのはどうなのかなとか考えられたと思うのですが。
「随分考えました。何故に、私が?ということで、何度もスタッフに尋ねて頂きまして、『本当に私ですか?』と。櫻井さんから『生声を聴いてみたい』っていうひと言が伝わった時でしょうか(笑)、是非とも出演させてもらいたいと思いました」

◆素晴らしいバンドだったと思うのですが、一緒にやってみてどうでしたか?
「もちろん、これ以上集まることができないくらい日本では一番上手な人達が集まったというサウンドだったから、皆さんが本当に上手に演奏してくださったので、お歌が上手にちょっとはマシに聴こえたかなぁと思って」

◆「温暖化」、「冬」、「ap bank」と、すべてをバランスよく設定して面白いシナリオを展開させ、しかもメッセージにしているあのMCは相当考えられたものなんですか?
「はい(笑)。スタッフと一生懸命どんなこと言えばいいんだろうって。『寒いね』とか『風邪引いてない?』とか冬のMCしかわからないから、どうしようってみんなで考えて」

◆これからも積極的にいろんな季節に歌っていってください。
「ははは。そうかもしれないですね、ありがとうございます!」

♪愛があれば大丈夫
♪GIFT
♪ロマンスの神様

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