いま攻略wikiのポリシーの明確化などを行うことは現実的にはメリットのほうが大きいだろうと思うので反対するつもりはありませんが、正直、反対意見が出るのも分かります。
個人が盗用された自分の成果について個別具体的な対応を求めるのならば「個人対wiki」という図式が明瞭なので何も問題ないと思うのですが、「ポリシーを明確にせよ」といった要求を本来誰もが(つまり当然、要求している人自身も)参加可能なwikiに対して「外部の人間」というスタンスで突きつけるのは、内部も外部もなく誰もが平等な権限を持つはずなのに「自分を特別扱いしろ」という要求に等しいのではないか、という疑問が残るのです。
盗用された本人が気付いてそれを問題視していながら対応を要請しなかったのならば、それは本人もまた看過していたということであり、そこで「盗用した誰か」だけを責めるのではなく「看過していた攻略wiki全体」を非難するのは、それは正当な批判ではなく感情的な八つ当たりになってしまうのではないか、という違和感もあります。
提案板で攻撃的な反応が出たのにはおそらく上記のような理由もあると思うので、盗用に遭った人がその件について被害者であることには何の疑問の余地もありませんが、今回の騒動については一部の検証者の態度にも問題がないとは言えないように思うのです。
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もちろん上記のようなwikiのあり方は流動的な不特定多数による合議制あってのことで、「だから管理人を立てろ」という要求が一部検証者の人には前提としてあるのでしょうが、それは言い換えれば「必ずwiki内部の人間だと言える固定された存在、つまり絶対に逃げられない生贄を用意しろ」ということでもあり、そんなことを他人に要求するのは無体だと思います。
現状ではひとまず合議制ありきのwikiのあり方を前提に、主に「検証者」である人たち、主に「wiki利用者」である人たち、そのどちらでもある人たち、各自の認識の隔たりを想像し合うことが円滑な話し合いの成立条件になるのではないでしょうか。
「必ずwiki内部の人間だと言える固定された存在、つまり絶対に逃げられない生贄を用意しろ」というのは当然の主張です。
生贄というのは言い方が悪いですが、「何か問題が起こった場合、その責任をとって、問題解決のために動いてくれる」人間がいない以上、信用できないのは当然です。
そして、検証勢の方々や個人ブログの運営者こそ、「問題が起こった場合、絶対に逃げられない」立場にあり、
彼らは自分のネット上での活動が元で何か問題が起これば、(それが本人のせいでなくても)解決のために動く立場にあります。
対等に扱ってほしいのなら、wiki側も同じく、「問題が起こった場合、絶対に逃げられない」立場の人間を用意すべきです。
wiki側は管理人がいない以上、責任を取ることができず、「対等に扱うこと」はかなり難しいと思います。