みんポケ！

それは、まだへそがロニーコールマンを食べてしまう遥か前のお話である。

彼の名はロニーコールマン、世界最高峰のボディビル大会「ミスターオリンピア」を8度も優勝した怪物的な人物である。

彼の彫刻のような筋肉は多くの人を魅了し、圧倒してきた。しかし、彼の強さゆえ、快く思わない人物も多く存在したのだ。

彼を快く思わない人物として、具体的にあげるならば、同じボディビルダー達のフィルヒース、カイグリーン等があげられる。

なぜなら、ロニーがいることによって、他のビルダー達の優勝は不可能と言われるほど、ロニーが強いからだ。

しかし、ボディビルでも単純な戦闘でも他のビルダーではロニーに勝つことは難しいゆえ、なんとフィルヒースやカイグリーンらは一時的に手を組むことになり、ロニーvsその他のビルダー全員という図式になってしまったのである。

まず彼らはロニーを潰すべく、傘下のビルダー、兵士らを増強していった。それぞれの軍団のリーダーとして名を挙げたのはどれも筋肉面でも戦闘面でも世界一クラスに強いビルダーであるフィルヒース、カイグリーン、ローリーウィンクラー、ショーンローデン、ジェイカトラー、フレックスウィーラー、＋裏社会最強のボディビルダーとされるマーカスルールの7人である。

そしてそれぞれのリーダーの元に無名ビルダーや兵士たちが加わった形だ。1つの軍団ですら全部で10000人近くいるため、実質合計は7万人近くにも上るらしい。

ロニーコールマン側にもチビロニ等の兵士はいるが、個々も弱い上に数では数百と圧倒的に不利である。つまり、ロニー側の兵士が倒されてしまうと、実質ロニー1人で敵全員と戦わなければならないのである。

しかも打倒ロニーコールマンを目指すべく立ち上がったビルダーたちの傘下の兵士たちは、ロニー本人とは別個体の弱いチビロニ達とは違い、個々がリーダーの魂を吹き込まれて作られた半クローンのようなものなので、本人には遠く劣るもののそれなりの強さを持つ奴らばかりなのだ。

それがリーダーも含めると全部で約7万人、これほどの数にロニー側は果たしてどうするのか…?