| 1 | + | 吹き矢指導マニュアル
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| 2 | + | 1.実技指導
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| 4 | + | 1)用具・競技ルール
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| 5 | + | ・吹き筒・・・長さ1m内径13mmのものを使用しています。口をつけますので各自専用のマウスピースを付けます。衛生面に注意し消毒用アルコール等で消毒したものを使用します。競技用としては1m20cmのものを使用します。
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| 6 | + | 付属用具としてパイプクリーナーで内側の結露を除去します。
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| 7 | + | ・矢・・・・・・・独自に開発したものです(羽根は円錐の治具をつくりポリプロピレンのフィルムで整形したものです。)矢のシャフトの長さは18cmです。競技用としてはカーボンシャフトのもので長さ20cmのものを使用します。
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| 8 | + | ・的・・・・・・・・直径40cmのアーチェリーのインドアー競技に使われている的紙を使用しています(12m以上の長距離は60cm的を使用します)。的の高さはその中心点が160cmとする。
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| 9 | + | ・距離・・・・・初心者の練習は6mの距離で行います。アーチェリー競技の1/5の距離
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| 10 | + | を基本としています。 (90m→18m、70m→14m、60m→12m、50m→10m、30m→6m 等です。)
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| 11 | + | ・競技ルール・・「全日本アーチェリー連盟競技規則」に出来るだけ準拠したものとしています。尚、吹き矢独自の規定は国際吹矢道協会の競技規定に準拠します。
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| 12 | + | ・競技の種類・・・・
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| 13 | + | ⓵ ショートハーフ/10m・6m、40cm的使用、各距離3射12回合計36射360点満点で総計720点満点で得点が多い人が勝者です。
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| 14 | + | ⓶ FITA900/12m・10m・8m、60cm的使用、各距離3射10回30射300点満点で総計900点満点で得点が多い人が勝者です。
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| 15 | + | ⓷ シングル/18m・14m・10m・6m、18・14mは60cm的、10・6mは40cm的使用18m・14mは各距離6射6回合計36射360点満点、10m・6mは各距離3射12回合計36射360点満点、4距離総計1440点満点で、得点が多い人が勝者です。その他14mダブル、14mでのマッチ戦(オリンピックラウンド)、フィールドラウンド、等アーチェリー競技に準拠した競技を行うことが可能です。
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| 16 | + | ・逗子吹き矢同好会では競技ルール・独自開発の矢・使用する的紙等から他の吹き矢団体との相違点を明確にするためブロー・アーチェリー(造語)と呼称しています。
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| 18 | + | 2)基本動作
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| 19 | + | 基本動作は次の通りです
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| 20 | + | 的の正面に立つ・・・・・足元のラインに対して斜め45度程度に立ちます
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| 21 | + | 構える・・・・・・・・・足を肩幅に開いて構え、矢を筒に入れます
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| 22 | + | 息を吸う・・・・・・・・的を見て息を吸いながら筒を的に向けます
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| 23 | + | 吹く ・・・・・・・・・一気に吹きます。矢を射るときの息の強さは、1m先のロウソクの炎を消す要領で、短く強く。
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| 25 | + | その他の注意事項。
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| 26 | + | 筒の掃除・・・・・・・・・・・筒に矢を入れて何本か吹いていると、呼吸に含まれる水分が筒の内部について結露の現象が発生します。この状態の筒に矢を入れると筒の中に貼りついたような状態が起こって、吹いたときに正常に飛ばない場合があります。これを避けるためにパイプクリーナーを使用します。何本か事前に決めてその回数を吹いたら、筒の内部の水分を拭うことを習慣にしてください。また、このために使用する布・ちり紙については衛生面に配慮し、適時に交換してください。
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| 28 | + | 矢の状態の確認・・・・ 矢取りの後、矢の状態を確認することを習慣にしましょう。継矢等で矢が破損している場合矢が正常に飛ばないことがあります。
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| 30 | + | 吹き矢がスポーツである所以は腹式呼吸にあります。息を吐くときにお腹を引っ込め、吸うときにお腹を膨らませる。実際には胸で呼吸していてもお腹に空気が出入りしているイメージで行います。
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| 32 | + | 3)的の上手な狙い方
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| 33 | + | マウスピースをくわえた状態で、筒の先端が的の中心になるように構えます。矢を発射する時に、上半身や頭が動かないように注意します。おなかだけに集中。発射の時に先端がぶれると、矢が斜めになって飛び、的に刺さらないことがあります。矢の中心からずれたところにばかり当たる場合は、狙う時の筒の先端位置を必要なだけ補正してみてください。
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| 35 | + | <参考>呼吸は生命維持活動に不可欠な人体の活動である。消化器系や循環器系などの活動も生命維持には不可欠であるが、呼吸はこれらと異なり、通常、訓練せずとも人間が意識で操作することが可能であるという特徴がある。呼吸を訓練することは、心身を訓練する最も簡便な手段のひとつであるといえる。
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| 37 | + | 4)安全遵守事項
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| 38 | + | 一人一人下記事項を遵守しブロー・アーチェリーを楽しみましょう
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| 39 | + | ● 同一射線からの行射と一斉矢取りを厳守とする。
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| 40 | + | ● どのような場合でも、吹き筒を人に向けない。
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| 41 | + | ● 吹く人の前方、または前側に立たない。
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| 42 | + | ● ターゲット付近に人がいないことを確認して、発射する。
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| 43 | + | ● 他の人が射っている時は、決してターゲットに近づいてはならない。
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| 44 | + | ● 他の人が射っている間は静かにする。
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| 45 | + | ● スポーツにふさわしい服装をする。
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| 46 | + | ● プレーの前には、しっかりと用具類の点検をする。
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| 47 | + | ● 矢を抜くときには、後ろに人がいないことを確認して行う。
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| 48 | + | ● 許可なく、他の人の用具に触れたりしてはいけない。
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| 50 | + | 2.吹き矢の健康効果
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| 51 | + | 一説には、10本の矢を射ると、10分間のウォーキングと同じくらいの有酸素運動に匹敵すると言われています。このほかにも大脳や内蔵機能の活性化、心肺機能強化と、様々な効用が期待できるといいます。
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| 52 | + | ⓵延髄を刺激してコンディション良好 。大きく息を吸い込みますがその指令が大脳から延髄の呼吸中枢に送られるため延髄が活性化。不眠症や体調の改善につながります。
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| 53 | + | ⓶息を思いきり吸うから胸筋が強化される。胸筋と胸式呼吸力が強化され、喘息などに効果的です。
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| 54 | + | ⓷腹式呼吸で腹筋力アップ。矢を吹くとき思いきり息を吐き出すため、瞬間的に腹筋を強く使います。
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| 55 | + | ⓸腹式・胸式呼吸でカラダの隅々まで酸素を届ける。強い胸式・腹式呼吸力によって肺の深部まで酸素を送りこむため、カラダの隅々までリフレッシュできます。
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| 56 | + | ⓹血液循環がよくなり内臓を活性化。矢を吹くには、強く息を吐き出し腹筋を使って一瞬息を止めます。このときお腹全体に腹圧がかかって、内臓に停滞している古い血液を送り出し新しい血液が送り込まれるため、内臓器官が活性化されます。
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| 57 | + | 腸を刺激し働きを活発に。一気に息を吐き出す過程で腸にも大きな刺激を与えるため、腸の働きが活発になり、便秘や食欲不振の解消に期待できます。
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| 58 | + | ⓺命中率を高めることから集中力アップ。基本動作を正しく行い命中率を高めようとすれば、雑念を排除し、集中力を高める効果があります。
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| 59 | + | ⓻命中すれば爽快、ストレス解消に。矢が的に命中したときは、いうまでもなく心地よい爽快感に満たされます。ストレス解消にも効果的です。 以上
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| 61 | + | <参考>スポーツ吹矢協会提唱の基本動作は次の通りです。
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| 62 | + | 1 礼をする 的に向かい一礼します
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| 63 | + | 2 構える 足を肩幅に開いて構え矢を筒に入れます
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| 64 | + | 3 筒を上げる 両腕で筒を高く上げながら鼻から息を吸います
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| 65 | + | 4 息を吐く 筒をゆっくり下げながら口から息を吐ききります
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| 66 | + | 5 息を吸う 的を見て息を吸いながら筒を的に向けます
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| 67 | + | 6 吹く 一気に吹きます
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| 68 | + | 7 息を調える 呼吸を調えます
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| 69 | + | 8 礼をする 的に向かい一礼します
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| 70 | + |
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| 71 | + |
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