編集衝突時に自分が編集した箇所と他者が編集した箇所を確認できる画面が表示されますが、その画面についての問題点と改善案を挙げたいと思います。
ページの文章が大量の場合、左端にある「+」「-」だけでは見つけにくい
多量のスクロールが必要なほど文章が大量の場合スクロールしながら+-を見つけることになるわけですが、wiki自体、全体の文字サイズが小さめであることと+-という小さな記号たった1文字ということで、見落とす可能性がなくはなく、見落としていないか不安になります。もちろんゆっくりスクロールすればいいのですが、時間がかかり編集の効率が落ちます。ブラウザの検索機能で+-を検索するという手もありますが、本文中でもリスト文で使いますので探しにくくなります。
以下に改善案を示します。
- 変更された行を示すのに+-だけでなく、行全体に薄めの色を付ける。
例えば削除なら赤、追加なら緑など。
広い範囲に色が付けば比較的速いスクロールでも見つけやすくなります。 - 変更された行のある見出しの範囲だけ抜粋して表示する。
ページ全体についても折りたたみや別ページにて確認できるようにする。
探す文量が少なくなれば見つけることは容易になるでしょう。
下の編集欄(入力欄)がどのような状態にあるか、初見では説明がなくわかりにくい
▼参考画像
「自動で衝突を解消しました」の一言で済まされてしまっていて、どう処理されたのかは説明がありません。
編集欄を見れば一応以下のことを読み取れます。
- 衝突判定は行単位で行われている。
- 先に編集した人の内容が適用されている。
- 自分が編集した内容も適用されている。
- 先に編集した人と自分が同じ行を編集した場合、そのどちらもが適用されている。
これらを理解すると、これはつまり確認画面の上部で示されているものがそのまま編集欄に入っているという実に単純なことであると分かります。
これらをきちんと理解していない、つまり上の衝突箇所確認欄と下の編集欄の内容が同じであるとは必ずしも思っていない初見にとって何が問題かというと、まず上下欄の違いを確認しなければならず(1つ目の問題点に近いものがありますが)文章が大量の場合衝突した箇所を探すのが大変で、見落としがないか(他者の編集内容が消えてしまっていないか)不安になるということです。
これがもしきちんと説明されていれば「そのまま更新ボタンを押しても先に編集した人と自分の編集内容が(文章や表の構造が壊れておかしくなることはあっても)消えることはない」と理解出来て不安にはならないはずです。
以下に改善案を示します。
- きちんとした説明を書き記す。
これは説明するまでもありませんね。
あと問題点では言いませんでしたが、衝突箇所確認欄の項目説明が英語なのは面食らうので日本語に直して貰いたいです。 - 新しいエディタに統合する。
編集欄で衝突箇所が確認できれば、そもそも「上下欄で違いがあるかも」などと思う余地はなくなります。
なぜ同じ本文を示しているのに分けて表示する必要があるかと言えば、編集欄では素のテキストしか表示出来ないからなのだと思いますが、新エディタでは行の背景を色付きにすることができます。また左端に行数を記すということも出来ています。
プログラムのことはよく分かりませんが、それらを応用すれば新しいエディタに統合することが出来るのではないでしょうか。
編集フォームまわりの改修に本腰を入れられるようなので、是非実現してもらえたら幸いです。
他にも問題点や改善案、わかりにくい点などあればコメントよろしくお願いします。