いつもお世話になっております。
第72代副将兼470リーダーを務めます、新4年470スキッパーの野村拓未です。
まずはじめに、先日の全日本インカレでは、多くのOBOGの皆様、関係者の皆様に琵琶湖までお越しいただきました。レース運営、また、応援に駆けつけてくださった皆様、本当にありがとうございました。ご期待に応えることができなかったこの悔しさを忘れず、最後の1年間で精進してまいりたいと思います。宜しくお願いいたします。
つい2年半前までは1番下っ端だった自分が幹部になりました。大学の部活動は、こんなに短い期間で組織の1番下から上までの、全ての景色を見ることができると思うと非常に貴重な時間を過ごすことができているのだと感じます。
そしてその時間はもう1年も残されていなくて、そのなかで山ほど成長しなければなりません。少し前までは、こんなことをひたすら悩むだけの自分でしたが、今はそれが面白いことであると思うようになりました。幹部になって考える量が一気に増えましたが、琵琶湖で見られなかった景色を小戸で見ることを想像すれば、全てがわくわくに変わります。この気持ちを1年間忘れないようにしたいと思います。
さて今回、目標とスローガンとは別に、チーム方針を定めました。
「人として、チームとして成長する」
当たり前と言われればそれまでになってしまいますが、このことを考えながら活動できている人が今のチームには少ないと思います。だからこそ、このチームでブラしてはいけない軸として、この方針を掲げました。
現役のみんなには、金沢大学体育会ヨット部という一つの「組織」に属しているという意識、チームの一員であることに対する自覚を持ってほしいです。昔も、今も、これからも、金大ヨット部は勝ちに向かっていく組織です。以前樹さんがふるはいくに書かれていたように、確かにバックグラウンドが全く異なる人たちが集まっていて、それぞれがそれぞれの思いを持っていると思います。でも、組織に属している以上は、チームの一員としての責任感を持って勝ちに向かうことを、全員に考えていてほしいです。
こんな言い方をするととても抽象的ですが、要は、一人一人がチームに欠かせない存在だから、個人で、人としての成長なしには、チームとして成長できないということです。僕たちが乗るヨットは2人乗りで、団体戦は2人×3艇、そしてインカレ総合10位にはチーム全員の力が必要です。個人の成長は、必ずチームの成長につながります。
自分は、集大成となるこの1年間で絶対に後悔したくないし、これから先に金大ヨット部を繋いでいく後輩たちにも、絶対に勝ってほしいから、口うるさいって思われるかもしれませんが、副将としてできることは全て尽くして、チームを導いていきたいと思います。
ここからは470チームのお話をさせていただきます。
現在、新4年1名(スキッパー)、新3年5名(スキッパー2名、クルー3名)、新2年5名(スキッパー2名、クルー3名)が在籍しています。まずはチームの底上げを図り、インカレで戦えるチームへと成長することのできる練習に取り組んでまいります。
しかし、自分自身スナイプからコンバートして約9か月、また、新3年生以下がレースメンバーの中心的存在となることを考えますと、圧倒的に、技術と経験が不足している状況です。
自分たちには至らぬ点も多くあるかと思いますが、OBOGの皆様には是非七尾までお越しいただき、技術的な要素や、インカレで戦われた際のご経験などに関しまして、現役にお教えいただけますと幸いです。
支えてくださっている全ての皆様への感謝を忘れず、自分自身も人として成長しながら、チームとしてインカレ総合10位という目標に真っすぐ突き進んでまいります。
今後とも宜しくお願いいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。