ダンボール戦機外伝 僕達の理由

青島カズヤに「J」から支給されたハンターを渡した。
山野博士も本格的に動き出す頃合いか。
踊らされている気分ではあるが博士の目論見通り首相暗殺を阻止し、海道の鼻を開かせると思うと悪い気はしない。

追記
昼間来ていた五条一家の夫がLBXを利用したレスキュー隊のテストケースになるそうだ。俺はカタログから適当なLBXを提案したがどれも違う気がする。
後で北島店長に貰った新製品カタログを確認するか。

...む（カウンター席に突っ伏して寝ているところから起き上がる）
酒なんぞ飲んだのは久々だな
確か拓哉を呼び出してドリューを手配するよう頼んだような

まあいい、アングラビジダスの準備を...
これは、俺が描いたのか
（手近な用紙に描かれたLBXのカスタム案を眺める）
そうだな、こいつはドリュー119とでも名付けるか

何の気まぐれか俺はアングラビジダスの準備と並行してドリュー119の設計に取りかかった

拓哉からドリューのセットを受け取り、相場に少しばかり上乗せした金をポケットにねじ込んでやった。
実機が到着し、ドリュー119の設計の最終調整が完了したが間もなくアルテミスだ。
セットに付属しているコアスケルトンのMチップを取り外し、偽装したMチップを装着させた。その中には「鍵」が入っている。
次に五条一家が来店した時にでもこのドリューを渡そう。