「村雨ちゃん、いつも本当にありがとう」
「なぁに、急に。どういたしまして。ね、―――くん」
「ん?」
「こちらこそ。いつも、ありがとね」
「こちらこそ、どういたしまして」
「うふふ。あ、ワイン来たよ」
「村雨ちゃん。愛してます」
「……えぇ。私も、愛してます。―――くん」
「これからも、よろしく」
「こちらこそ」
「僕らの夢に」
「「乾杯」」
~
「今頃おいしいもん食べてンだろねぇ二人は。ほい、どうぞ」
「おとと。ありがと、江風さん!」
「一年に一度だし、こういうのもいいと思うな。さ、準備はいいですか?」
「もちろんさぁ!早く、肉!肉!」
「こーら、朝霜ちゃん、お野菜も食べないと一番にはなれないからね?」
「そうそう。ちゃんと食べないとお肉焼いてあげないっぽい」
「デザートもなし、だからね」
「うぅ…食べます、野菜もたくさん食べますって」
「ふふ、いいお返事です」
「涼風、君もだからね」
「うぇっ!?流れ弾ッ!?」
「タイマーよし!じゃ、撮りますよ?」
「こけないでね?」
「もうドジっ子じゃないですから!」
かしゃり。
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