F22041
2024/11/20 (水) 14:24:20
c5bff@1aeca
質問
講義中に質問できなかったためここで質問させていただきます。
裁判官との解釈が異なった場合、どこまで心理師の解釈が裁判官に反映されるのか疑問に思った。裁判官はエリートなので普通の人とは判断基準が違う可能性があると先生がおっしゃっていました。そのため、裁判官の解釈だけでは誤った判断をしてしまうことがあるので心理師の解釈などを聞くと思うが、その心理師の解釈がどれだけ裁判官の意見に反映されるのかが気になった。
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心理学者の解釈を裁判官は聞かない、あるいは聞いていないように判決が書かれているというのが実情だと思われます。袴田事件の再審判決もそうでした。何度も授業で言っていることですが、心理学者の分析は裁判官からしてみると自分達が行なっている「心証形成」と同じだと思っていて、その領域への関与は裁判官のみが許されるものと考えているので、心理学者の話は聞いていないことになるのだと思います。心理学者の鑑定を「証拠」とみなすなら心証形成の材料の一つとなるだけなので、証拠と考えた裁判官は心理学者の話を聞きます。三村事件の木谷裁判官は証拠とみなし、その評価をしていました。
3点差し上げます。