Need For Speed Most Wanted U (NFSMWU) 交流

タイムアタックが終わってから急いで撤収した
結局病院へ到着したのは十一時過ぎ
だが手術室のランプは点灯したままだった
手術室の前にはブライアン　ドミニク　本田　蜜柑　ピート　エイデン　CJがいた
外はすっかり日が暮れてしまっていたがその場はもっと暗い雰囲気だった
誰も・・笑っていなかった
今から数時間前
渉さんが銃撃を受けた
瀕死の状態で見つかった渉さんは救急車で運ばれ緊急手術を受けていた
奏多「・・状態は・・?」
初めて口を開いたのは奏多だった
ブライアン「右胸を貫通　肺には当たってないけど・・大量出血で・・」
ドミニク「・・今夜が・・ヤマだそうだ」
ハン「銃撃?ギャングどもか?」
ブライアン「いや・・軍が使うようなスナイパーライフルらしい」
ハン「・・何か無かったのか・・?なんでもいい！！何か！！」
蜜柑「落ち着いて下さいハンさん！！」
CJ「・・ケータイの着信履歴に撃たれる直前まで会話していた番号がある」
ケータイの通話履歴を見せる
[072 114514]
ハン「・・?この番号は・・どこかで・・?」
ブライアン「そういえば・・あいつ　ローライダー欲しいって言って変なバイトに」
ハン「どこだ！！そこ！！」
ブライアン「・・・すまんそこまでは・・」
ハン「・・・っ！！」
ﾄﾞﾝｯ
手術のライトが消えて医者が出てきた
医者「終わりました」

奏多「それで!?」
医者「落ち着いて下さい!　手術は成功しました　しかし油断は出来ない状況です」
一同は再び静まり帰った
奏多「・・學・・蒼・・お前ら帰れ・・俺は・・少し走る」
學「え?でも!?」
蒼「・・いや・・わかった」
學「蒼!?・・でも・・」
蒼「俺たちは少し寝ようぜ?」
學「・・そうだな」
ハン「・・お前は?」
奏多「Rで出てきます・・シルビアとNSXの調整を皆さんお願いします」
ハン「・・・お前・・優しいな」
奏多「・・失礼します」
蜜柑「奏多さん!　ちょっと待って!」
エイミー「・・さて頼まれた仕事をしないと・・ね」
ハン「そうだな」
目的を見つけたチーム「ReaperDrive」はそれぞれの場所へ戻った
数日後渉はどこかへフラッと行ってしまうことを
誰も予想しないまま
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独特のV6サウンドが響きわたる
R32GT-Rが走る
奏多のGT-Rは元々死神GT-Rと呼ばれていた
譲り受けた奏多は綺麗に整備して乗っていた
もっとも首都高ではシルビアの方が乗っている時間は長い
だが入れ込み様はシルビアと同じ位にやっていた
1400kg程度まで軽量化した車体にV6エンジン
低重心化　オーバーホール
出来るだけ対等に接して来た
そう　このGT-Rと初遭遇する数年前
渉と初めて出会ったあの日
忘れもしない　ガヤルドのV8サウンド
450psのシルビアで挑んだこと
そして　惨敗したことも
常に目標だった
彼は・・もう助からないかも知れない

凡ミス
V8ではなくV10ですた