でもに創作雑談チャットエリア

でもに創作雑談チャットエリア / 2057

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2057

1600文字ってめちゃくちゃ多いですが、こんな感じです。

 起
 ある一言で日常が変わった主人公の椿は自分の出生を知る為に、心霊スポットの故郷の島へと家出する。その船旅中に知り合ったお姉さんこと真白純恋の静止も聞かず、夜中に街に飛び出せばそこは亡霊達の住処だった。楓という配信者を助けて、窮地に陥るが空間を変化させる異能を持つ純恋に救われ、幽霊に『貴様、くろすけか』と言われ、自分の出生が亡霊と関係があるかもと調査を開始する。
 翌日、純恋に島の観光場所を案内されるデートをする。そこでお姉さんが漫画家である事、椿がその大ファンである事やギフトと呼ばれた異能の詳細や島の夜花伝説について聞く。島で起きた事件を知る為、図書館を訪れ、かつての殺戮を知る。権力者達が時代の変化に付き合えず、馬鹿息子を利用し、観光客も含め大量の死者が出したのだ。今代の巫女『黒須佳澄』も彼に汚されて自殺した事を言われ、馬鹿息子に殺された無念が夜中に出る亡霊だと推察し、その日は純恋と庭先で花火をしながら、巫女が親友であったことや漫画家は彼女と夢である事を聞くのだった。

 承
 翌日、自分と同じ苗字の黒須家を調べる為に廃神社に向かうと純恋と遭遇し、島に来た訳を聞かれたので答える。自分は姉だと思ってた人の息子で両親は祖父母だったことから、何故そんな事になってしまったかを知れば前に進めると答えて、純恋も付き合うことに。元は黒須神社は夜花様の一族が管理しており、巫女が息子を産んで自殺した事。当主達はその孫を連れて島から逃げた事を知り、自分がその息子だと確信し、島の呪いに向き合う為に調査を続行。神社の古井戸から地下に入ると、鎧武者と血の文字があった。武者の名前は真白朝実。純恋のご先祖様で、夜花様に恋していたが、彼女が島の繁栄の為、生き埋めにされた事や弟によって嵌められた無念から執行人として怨霊を殺す日常を繰り返していたのだ。そして、この島は死者が怨霊となっており、昼と夜の世界で区別されてる事を知る。更に亡霊達の正体を聞こうとした彼らだったが、そこに別格の怨霊が襲来。空間を変化させ、逃がさないようにする怨霊にアサミは夜花と呼びかけ、彼女の注意を引き、権力者の家に行けと彼らを逃すのだった。

 転
 翌日、楓が墓を荒らしたせいで襲いかかってきた事を知り、昼間に権力者の家を訪れるが追い返されたので夜中に侵入を決意し、川遊びに。そこで純恋はなぜ島の事件を解決しないのかという質問に答えた。実は佳澄がこの島なら生きてるから。彼女に会いたいが為に解決を先延ばしにしていたのだ。椿はそれを否定はしなかった。けれど、変えたくない気持ちを無理に変える必要はない。でも変わらなきゃ行けない瞬間で変わろうとしなければ馬鹿息子みたいになると諭して、彼らは権力者の家に侵入し、日記を見つける。そこで判明したのは、夜の世界の怨霊は夜花様に殺された権力者達であり、昼の世界は観光客の無念である事、自分はああなりたくないと書かれており、その為には夜花の遺体を燃やす事が書かれていた。

 結
 夜花の遺体を燃やす為に禁足地へ行けば、待ち構えていた夜花が襲い掛かる。変幻自在の肉体で迫る彼女に純恋は死にかけるが、椿により遺体に火をつけられた事で発狂。その隙に奥義を叩き込み、勝利する。死の間際、アサミに連れられた夜花は彼女の願いを叶えられなかった事を悔いて成仏した。彼女?と首を傾げる2人を前に世界が黄昏へと切り替わり、船人──改、黒須佳澄が現れたのだった。
 実は佳澄は『死者の魂を怨霊に変える』異能を持ち、自殺した時に自分を怨霊に変えたのだ。そして、島を呪い、馬鹿息子を呪った結果、あの顛末になり、責任を取るために純恋を呼ぼうと外部から人を招いたのだ。純恋はそれを聞いて、静かに刀を抜き、言葉をかわすと斬り捨てる。死ぬ寸前、佳澄は椿に純恋を託し、息子とは思えないけど弟として幸せになってと言葉を残したのだった。
 後日、病院で目を覚ました椿は純恋と再会し、彼女の漫画の最終回について語り合うのだった。

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