バカジニスト大喜利

第1回 チーム対抗テーマdeフリートーク 【週末大喜利】 / 33

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海老石いろは【チームシンビン】 2023/09/17 (日) 09:44:44 f5fc5@bee29

テーマ【留守番】
小4の夏休み、母が急な用事で半日ほど家を開ける日がありました。平日なので父は仕事、そう、留守番です。
と言ってももう高学年、もう何度も留守番はしていますし、基本インドア派なので1人で過ごすのは苦ではありません。
心配する母をお気楽に送り出し、気ままな留守番ライフを過ごす私、ですがその時は気づきませんでした。今までの留守番はせいぜい2時間程度、半日という長さと夏の暑さに。
私はその頃留守番の時は絶対に誰も家に入れてはいけないと思っていて、鍵はもちろん窓も全部閉めきっていました。最初は扇風機で何とかなっていたものの昼を過ぎた頃には北海道とは言えどサウナのような状況。しかも急だった為家の冷蔵庫には麦茶が少ししかありません!(水は水道水で全然いける時代でしたが)
あまりに暑くて昼御飯のカップラーメンも作る気になれず限界に達した私はついにタブーを犯します。ついに窓を開けてしまったのです。
途端に流れ込んでくる涼しい風、少し暑さが和らいでくると共にむくむくわき上がる不安。
(開けた窓から誰か入ってきたらどうしよう!)
どんどん怖くなっていき、やはり窓を閉めようか迷っていると突然電話が!
最早恐怖はピークですがお母さんかもしれません。
恐る恐る電話を取ると大人の男の人の声で
「姉さんいる?」と言ってきました。
私は一人っ子で兄弟はいません。
(いたずら電話だ!)
ほぼ半べそで「いません!」と叫び電話を切ると、窓を再び閉めきって家で1番涼しい押し入れに扇風機を持ち込み、風力最大にしてその中で歌を歌いながら恐怖を紛らわしていました。
何やかんやで疲れて眠っていた私は先に帰って来た父親に起こされましたが、父の顔を見た途端号泣。
後で聞くと父目線では全く状況が分からず困惑したそうです。
それから間もなく母も帰って来て恐怖の1日は幕を閉じるのですが、このお話のオチとして、気持ち悪いいたずら電話だと思っていた例の電話は私の叔父、母の弟からのものでした。
つまり「姉さん」とは何の事はない、母の事だったのです。

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    魚面(ぎょめん) 2023/09/17 (日) 20:56:02 >> 33

    しみじみ来ちゃう回のちびまる子ちゃんみたいなお話で、グッときましたね。
    本当は何も悪い事はしてなくて、窓を開けただけなんですけどね、不安がどんどん乗っかってきていっぱいになってしまう感じあったなぁ~ww 「姉さんいる?」のタイミングも悪かったんですねww よくこれを言語化できましたねww
    いい話、ありがとうございました👍