チバリヨ~太郎
2019/12/08 (日) 10:54:50
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「ジャスティン、なんでこんなことするんだ!?スペースギャングは地球人類の敵だぞ!」
「ふん、何のことでやんすか?」
「とぼけるな!お前のその船には乗ってる背の高い男は何者だ!?」
「あぁ、あれはアッシの協力者でやんす。ちょっと待つでやんす…」
覆面男は画面から消えた。
「おい、ジャスティン!どこへ行くんだ!?話は終わってないぞ!!」
数分後、画面に現れる覆面を取ったジャスティンと長身の男。
「せ~の…」
「「兄貴、誕生日おめでとうでやんす~!!」」
固まるスペースシップの3人。
「いや~、驚いたでやんすか?実は、これサプライズなんでやんすよ!」
「ハァ?おい、そいつスペースギャングじゃないのか?」
「えぇ、だからそういう設定で行くためにスペースギャングっぽい若手俳優を友達に紹介してもらったんでやんす」
「あ、どうも。一応俳優やってます。ジョニーです」
「え?その身体が機械で出来てるのは?」
「あぁ、これはそういう役をもらうために手術で埋め込んだんス」
「どんな役やりてぇんだよ!」
「ねぇ、ジャスティン!そのルークスさんたちの船戻ってきた~?」
「おい、ジャスティン!そのアンドロイドたちは…?」
「あ~、これは兄貴へのプレゼントでやんす。でも…」
「そうなんスよ!俺もせっかくだからプレゼント用意してたんスけど、丸かぶりしたんスよ!」
奥からリボンでラッピングされた、もう1組のアンドロイドとAIロボットが出てきた。
「だから、ジャスティンに『要らない!』って言ったのに…」
「いや、2体ずつプレゼントすればいいじゃないでやんすか。もし、兄貴が要らないなら、アッシがもらうでやんす」
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「じゃあ、これまでの地球人類を食糧にするとかどうとかってのは…」
「そういうドッキリでやんす」
「その巨大な船は…」
「ジョニーの親父さんは造船会社の社長なんでやんす」
「先に小型艇に誕生日かどうのってメッセージを乗せてたのは…」
「あぁ、あれはジョニーが段取りをミスったんでやんすよ…」
「へへ…すんません…」
「とにかく、兄貴。このアンドロイドたちを受け取って欲しいでやんす!」
「おい、リンリン…分かってんな…」
「分かってるわ、ニィニィ。でも…」
「あぁ。特殊能力で増幅してやれ、モーニン」
「了解だ」
「ちょっと、兄貴!それはマジのやつでやんすか!?」
「あぁ、そうだ!」
「兄貴、そこまで怒らなくても!謝るで、やんすから!」
「いや、ダメだ!こんなことしやがって!いいか、ジャスティン!人にはやっていいことと悪いことがある…」
「許してほしいでやんす、兄貴~!」
「俺の誕生日は来月だ~!!」
「そっち~~~~~!?」