こんばんは。
藤井聡太さん、名人位獲得おめでとうございます。昨日、母をデイサービスをしてもらっているところへ迎えに行き帰って来てテレビを付けるとかなり対戦相手の渡辺名人の方が優位になっていました。これではこの日の名人獲得は無理だなと思いはしたものの、朝に畑に道具を置いたままにしてあったので、万が一の逆転もないとは言えず、とりあえず、道具の片付けに行くことにしました。20分ほどで帰って来てabemaの将棋放送を見て、びっくり。なんと藤井聡太六冠の有利な展開になっていたのです。
そして、そのまま、藤井聡太さんが勝利し、名人になったのです。
実は、大学時代はかなり将棋が好きで、新宿の歌舞伎町コマ劇場前の噴水で大盤解説を見に行ったほどです。中原名人と大内延介の名人戦の7局目(千日手がなければですが)で、大内延介が穴熊戦法で完全に名人になる寸前までいったいたのです。ところが、それから2度も桂馬の悪手を放し、名人になることができなかったのでした。大盤解説をしていた芹沢8段が「名人達成はほぼ確実であるが、ひとつだけ不安材料がある。僕らは小さいときから修行をしていて、名人になることだけに全力を傾けて来た」、それで「あまりにも震えたり、名人獲得のあとの勝利インタビューが脳裏に浮かんだり、極度の安全勝ちを考えたりして悪手を放つこともあるかもしれない」と言っていたらその通りの結果になってしまったのです。
大山康晴から中原誠が名人を取ったときのことも覚えています。大山康晴が名人防衛を達成する有利の展開だったのに、何故か終盤に本来ならありえないような悪手を放ってしまい、中原誠に名人位を譲ってしまいました。今度の名人戦第5局目も同じで、しなくてもいい手を指して、未来の大名人にわざわざじぶんから飲み込まれに行ってしまったとしか言えないような将棋になったと、思われました。 あくまでもとても将棋に弱い自分の感想であります。
できたら、王座戦のトーナメントを勝ちきり、8冠王になって欲しいです。