• 21
    誇りを一つ捨てるたび 我等は獣に一歩近付く 心を一つ殺すたび 我等は獣から一歩遠退く 2018/04/03 (火) 10:46:58

    〜2時間後〜

    ホーモォ「(そろそろ二時間か)おい起きろ」

    ミッキー「んあ?もう二時間経ったのか……?ってもう朝か」

    ホーモォ「そうだぞ。とりあえず今日も狩りだ。」

    ミッキー「またかよ……何人いると思ってんだよこの街に。」

    ホーモォ「知るか。俺たちはただ戦うのみだ。」

    ミッキー「まだスターチスを殺した奴に復習できてないしな……仕方ない。」

  • 22
    誇りを一つ捨てるたび 我等は獣に一歩近付く 心を一つ殺すたび 我等は獣から一歩遠退く 2018/04/03 (火) 12:32:23

    二人は外に出る。

    ホーモォ「おい……カハだ……始末するぞ」

    ミッキー「了解!」

    ミッキーはバットを持ちタカハシめがけて走りだす。

    ミッキー「死ねこの野郎ッ!」

    ビュュュ……ガッ

    タカハシ「………お前、俺が改造人間だと思ってるだろ?」

    ミッキー「……あぁ」

    タカハシ「残念……違うぞ……」

    ミッキー「は?」

    二人は隠れ家に入り、タカハシに事情を聞くことにした。

  • 23
    誇りを一つ捨てるたび 我等は獣に一歩近付く 心を一つ殺すたび 我等は獣から一歩遠退く 2018/04/03 (火) 12:45:20

    タカハシ「俺はお前らが逃げた日の夜、改造手術を終えたスターチスを見て恐怖を覚えた。あいつは改造人間ではない、化け物だった。」

    ホーモォ「スターチスが奴によって改造されたのは知っている。」

    タカハシ「どこから情報を仕入れたんだ?」

    ミッキー「ほむらの負け犬だよ。あいつはメンタルが弱かったのか知らんが少しだけ自我があった。俺は殺す前に聞いたのさ、スターチスがどうなったかをな。」

    タカハシ「ほむらか……あいつは自分が改造される なんて知らなかったから賛成 とか言ったんだよな。」

    ホーモォ「そうそう。んで、お前はなぜあの時賛成したんだ?」

    タカハシ「……俺もほむらと同じだ。一人が代表で改造人間になる と思っていたからな。」

    ミッキー「ほーん。お前も負け犬ってことか。」

    タカハシ「うるさい…………話の続きだ。 俺は逃げようとした。だが俺は他の奴らに腕を掴まれ 改造されそうになった。そんな時 あいつが助けてくれたんだよ。」

    ミッキー「あいつって誰だよ。お前を助けるような人間なんていたか?」

    タカハシ「いるだろ普通に。助けてくれたのは……」

    「今日は三人か……」

    扉の方から声がする。

    ホーモォ「お前はロシア!」

    ロシア「ククク……アズマオウ!やれぇぇえええ!!!」

    アズマオウ「はい。」

    アズマオウは銃を手に取る。

    タカハシ「アズマオウか……お前ら 逃げろ!!」

    ホーモォ「は?」

    タカハシ「窓から逃げろ!俺はこいつと戦う」

    ホーモォ「お、おう。 いくぞミッキー!」

    ミッキー「ハハッありがとさん!!」

    ミッキーは喜んで逃げる。

    アズマオウ「1対1の戦いだ。良いだろう、俺が勝つんだからな。」

    パパパパパン!!!!!!

  • 24
    誇りを一つ捨てるたび 我等は獣に一歩近付く 心を一つ殺すたび 我等は獣から一歩遠退く 2018/04/03 (火) 12:48:08 修正

    なんとか逃げることができた二人は物陰に座り隠れることにした。

    ミッキー「あいつ、大丈夫か?いくらなんでも無茶だぞ。見る限り武器も持ってない感じだし。」

    ホーモォ「大丈夫だろ。あいつのことだ……」

    「ねぇ」

    ミッキー・ホーモォ「!!」

    ミッキーとホーモォが見上げる。

    そこにいたのは……

  • 25
    誇りを一つ捨てるたび 我等は獣に一歩近付く 心を一つ殺すたび 我等は獣から一歩遠退く 2018/04/03 (火) 12:50:21

    タカハシ「く……」

    銃で撃たれ、血まみれになるタカハシ。

    アズマオウ「これで終わりだ……安心しろ。立派な改造人間にしてやるよ……」

    タカハシ「…………ここで……俺の命は……くそがあああああああああ!!!!」

    パァン!!!

    銃声が響く。

  • 26
    誇りを一つ捨てるたび 我等は獣に一歩近付く 心を一つ殺すたび 我等は獣から一歩遠退く 2018/04/03 (火) 12:57:25

    「ここで何してるの?」

    ホーモォ「お前こそ何してんだよ……」

    るるた「逃げてる途中、もうすぐアライSANSが来るよ……助けて……」

    ミッキー「仕方ねぇな……ホーモォ、ここでるるたと一緒にいろ。」

    ホーモォ「わかった。」

    アライSANS「裏切り者なのだ!殺すなのだ!」

    ミッキー「殺されるのはお前の方だ!」

    銃で目を撃つミッキー。

    アライSANS「目がなくても臭いでどこにいるか分かるから平気なのだ!」

    ミッキー「くそっ……」

    ミッキーはバットで鼻を打つ。

    アライSANS「痛い!!痛い!!やめるなのだ!そこは臭いをだし」

    ミッキー「うるせえええええええええええ!!!」

    顔面全体をバットで強く打つミッキー。

    アライSANSの顔はもはや原形をとどめていなかった。

  • 27
    誇りを一つ捨てるたび 我等は獣に一歩近付く 心を一つ殺すたび 我等は獣から一歩遠退く 2018/04/03 (火) 13:00:07

    ミッキー「ふぅ……終わった……」

    ホーモォ「るるた、もう大丈夫だぞ。」

    るるた「ふぅ……助かった……そうだ!私の隠れ家に来ない?」

    ミッキー「えっ……でも……」

    るるた「大丈夫大丈夫絶対に見つからないからさ!」

    ホーモォ「じゃあ行ってみようかな?」

    ミッキー「そうだな」

    ホーモォとミッキーは、るるたについていく。

  • 28
    誇りを一つ捨てるたび 我等は獣に一歩近付く 心を一つ殺すたび 我等は獣から一歩遠退く 2018/04/03 (火) 13:09:08

    〜るるたの隠れ家〜

    るるた「じゃじゃーんここが私の隠れ家でーす!」

    ホーモォ「おぉ……地下に隠れ家を作るなんてすげぇな……」

    ミッキー「ハハッなかなか内装もオシャレじゃねぇか!」

    るるた「ありがと!」

    プルルルル

    ホーモォ「誰の携帯から?」

    ミッキー「俺のだ。タカハシからだな。めんどくせぇが仕方ない……」

    ピッ

    タカハシ『おい、今どこにいる。』

    ミッキー『お前生きてたのかよ……あ、いまるるたの隠れ家。お前も来いよ!すげぇ広いから!』

    タカハシ『るるたの隠れ家!?………とりあえず来てくれ!今度は……ロシアがレオを呼んできたんだ!』

    ミッキー『OK 今行く』

    ブツン

    ホーモォ「どうしたんだ?ミッキー。」

    ミッキー「ロシアがレオを呼んできたんだとよ!ったく厄介だな!仲間を呼びやがって!すまねぇるるた!また今度来るよ!」

    るるた「うん。また……来てね?」

    ミッキー「あぁ!いくぞホーモォ。」

    ホーモォ「あぁ。」

    ミッキーとホーモォはるるたの隠れ家から出て行く。

  • 29
    誇りを一つ捨てるたび 我等は獣に一歩近付く 心を一つ殺すたび 我等は獣から一歩遠退く 2018/04/03 (火) 13:26:16

    タカハシ「……はぁ……寝みぃ……」

    血まみれで横たわるタカハシ

    ミッキー「タカハシ!レオはどこだ!」

    タカハシ「レオ?あぁ元からいねぇよ。」

    ミッキー「は?っていうかなんだよその血。」

    タカハシ「あぁ、当たった。」

    ホーモォ「当たったじゃねぇだろ!痛くないのかよ!」

    タカハシ「いてぇよ!まぁ幸い大した怪我じゃ……」

    ホーモォ「銃で撃たれて大した怪我じゃねぇ ってそんなわけないだろ!?」

    タカハシ「……それどころねぇんだよ!おい……ミッキー、るるたの隠れ家に行った って言ってたよな?」

    ミッキー「……あぁ」

    タカハシ「あれは嘘か本当かどっちだ……」

    ミッキー「嘘って言ったらどうするんだ。」

    タカハシ「……どっちかって聞いてんだよ!!」

    ミッキー「行った……それがどうした。」

    タカハシ「……お前は俺に助けられたんだよ。るるたは俺を助けるために自ら囮になったんだ!」

    ミッキー・ホーモォ「!!」

    タカハシ「さっき俺が誰かに助けられた って話したよな?あれるるたなんだよ!!」

    ミッキー「……嘘だ!!そんなはずねぇ!!」

    「さっきから何話してるの?」

    見ると、開かれた扉の前にるるたが立っていた。

    タカハシ「るるた!!お前ら……あいつは改造人間だ……今すぐ殺せ!!!」

    ミッキー「……殺せねぇよ!あいつは普通の人間だ!!」

    タカハシ「こうなりゃ俺が殺してやるよ!!!」

    ガシッ

    ホーモォ「おい!!何をする!」

    タカハシはホーモォのポケットからアイスピックを取る。

    タカハシ「るるたっ!!」

    タカハシがるるたの脳向けてアイスピックを振りかざす。

    本来ならるるたは死んでいるだろう。

    しかし、

    るるた「あ〜あ せっかく逃がしてあげたのに……」

    るるたは刺される前に己の腕を針へと変えタカハシの首を貫いていたのだ。

    タカハシ「ぐっ……ぐはっ……」

    ミッキー「タカハシ!」

  • 30
    誇りを一つ捨てるたび 我等は獣に一歩近付く 心を一つ殺すたび 我等は獣から一歩遠退く 2018/04/03 (火) 13:33:54

    タカハシの首が落ちる。

    るるた「ステキな首ね。 食べちゃおうかなぁ」

    るるたは首を持ち上げ 食べ始めた。

    ミッキー「くそ……るるため……」

    ホーモォ「まて……今攻撃してもムダだ!あいつは今までの奴ら以上に強い!今戦っても死ぬだけだ!」

    ミッキー「……くそ……」

    るるた「あれ?降参?ダサいなぁ……」

    ホーモォ「………今だ……」

    ホーモォは小声で言う。

    ミッキー「おっけぇ!」

    パパパン!!!

    るるたの口内に弾丸を撃ち込む作戦だ!

    るるた「ぐっ……げほっ……げほっ……」

    血を吐き出するるた。

    ミッキー「まだ終わりじゃねぇ!えいっ!!」

    ミッキーはバットを投げ るるたの口へぶち込む。

    るるた「ぐっ……ごうぇっ!!」

    吐き出するるた。

    ミッキー「何度でも入れてやるよ!!!」

    バットを口内にねじ込み、振り回す。

    るるた「ぎぃ!!ぎぃぃぃ!!」

    ホーモォ「奴の弱点は腕だ!」

    パァン!!!パァン!!!

    両腕を銃で撃ち落とす。